整式 $P(x)$ を $x-3$ で割った余りが $14$, $x+2$ で割った余りが $-11$ である。$P(x)$ を $(x-3)(x+2)$ で割った余りを求めよ。

代数学剰余の定理多項式因数定理連立方程式
2025/7/7

1. 問題の内容

整式 P(x)P(x)x3x-3 で割った余りが 1414, x+2x+2 で割った余りが 11-11 である。P(x)P(x)(x3)(x+2)(x-3)(x+2) で割った余りを求めよ。

2. 解き方の手順

P(x)P(x)(x3)(x+2)(x-3)(x+2) で割ったときの商を Q(x)Q(x)、余りを ax+bax+b とすると、
P(x)=(x3)(x+2)Q(x)+ax+bP(x) = (x-3)(x+2)Q(x) + ax + b と表せる。
剰余の定理より、P(3)=14P(3) = 14 かつ P(2)=11P(-2) = -11 である。
x=3x=3 のとき、
P(3)=(33)(3+2)Q(3)+3a+b=3a+b=14P(3) = (3-3)(3+2)Q(3) + 3a + b = 3a + b = 14
x=2x=-2 のとき、
P(2)=(23)(2+2)Q(2)2a+b=2a+b=11P(-2) = (-2-3)(-2+2)Q(-2) - 2a + b = -2a + b = -11
連立方程式
3a+b=143a + b = 14
2a+b=11-2a + b = -11
を解く。
上の式から下の式を引くと、
5a=255a = 25
a=5a = 5
3a+b=143a + b = 14a=5a=5 を代入すると、
3(5)+b=143(5) + b = 14
15+b=1415 + b = 14
b=1b = -1
したがって、余りは 5x15x - 1 である。

3. 最終的な答え

5x15x - 1

「代数学」の関連問題

(1) $(ac - 2bd)^2 + 2(ad + bc)^2 = (a^2 + 2b^2)(c^2 + 2d^2)$ を証明せよ。 (2) $(a + b + c)(a^2 + b^2 + c^2...

等式の証明展開代数式の計算
2025/7/7

与えられた6つの式をそれぞれ計算し、整理します。

式の計算多項式の計算同類項
2025/7/7

3次方程式 $x^3 + ax^2 + 12x + b = 0$ の1つの解が $1 + \sqrt{5}i$ であるとき、実数 $a$, $b$ の値を求め、他の解を求める。

3次方程式複素数因数分解解の公式
2025/7/7

与えられた6つの式をそれぞれ計算して簡単にします。

式の計算多項式同類項
2025/7/7

ある菓子店で、どら焼きを6個入り、8個入り、12個入りの箱で販売している。(1) 6個入りの箱と8個入りの箱を組み合わせて、どら焼きをちょうど34個買うには、それぞれの箱は何箱必要か。(2) 6個入り...

方程式整数解一次不定方程式
2025/7/7

問題は2つあります。 (1) $(\sqrt[4]{3} - \sqrt[4]{2})(\sqrt[4]{3} + \sqrt[4]{2})$ を計算する問題。 (2) $a > 0$のとき、$9^a...

式の計算指数平方根因数分解和と差の積
2025/7/7

与えられた6つの数式をそれぞれ計算して、最も簡単な形にすることを求められています。

式の計算同類項一次式
2025/7/7

与えられた3次方程式 $x^3 + 2x - 3 = 0$ を $x-a$ で割る筆算の途中経過が示されています。この筆算の結果を利用して、$a$ の値を求め、方程式の解を求めます。

三次方程式因数定理解の公式複素数
2025/7/7

2次方程式 $5x^2 + 6x - 9 = 0$ の解を求める問題です。

二次方程式解の公式平方根
2025/7/7

与えられた4つの二次関数を平方完成し、頂点の座標を求める問題です。ただし、2番目の関数は$y=3x^2-6x+7$と解釈し、4番目の関数は$y=-\frac{1}{4}x^2+x-1$と解釈します。

二次関数平方完成頂点
2025/7/7