$\tan \frac{x}{2} = t$ とおいたとき、$\sin x = \frac{2t}{1+t^2}$, $\cos x = \frac{1-t^2}{1+t^2}$となること、そして、$x = 2 \tan^{-1} t$から $\frac{dx}{dt} = \frac{2}{1+t^2}$となることが与えられています。

解析学三角関数変数変換積分
2025/7/7

1. 問題の内容

tanx2=t\tan \frac{x}{2} = t とおいたとき、sinx=2t1+t2\sin x = \frac{2t}{1+t^2}, cosx=1t21+t2\cos x = \frac{1-t^2}{1+t^2}となること、そして、x=2tan1tx = 2 \tan^{-1} tから dxdt=21+t2\frac{dx}{dt} = \frac{2}{1+t^2}となることが与えられています。

2. 解き方の手順

問題文にすでにsinx\sin x, cosx\cos x, dxdt\frac{dx}{dt}tt で表されているので、解き方の手順としては特に何かを計算する必要はありません。これらの公式は、tanx2=t\tan \frac{x}{2} = tという変数変換を用いた三角関数の置換積分などで役立ちます。dxdt=21+t2\frac{dx}{dt} = \frac{2}{1+t^2} を逆にみれば、21+t2dt=x+C=2tan1t+C\int \frac{2}{1+t^2} dt = x + C = 2 \tan^{-1} t + C となることも分かります。

3. 最終的な答え

問題文に与えられた公式
sinx=2t1+t2\sin x = \frac{2t}{1+t^2}
cosx=1t21+t2\cos x = \frac{1-t^2}{1+t^2}
dxdt=21+t2\frac{dx}{dt} = \frac{2}{1+t^2}
が最終的な答えです。

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