関数 $y=4\sin(2x-\frac{\pi}{3})$ のグラフは、関数 $y=4\sin 2x$ のグラフを$x$軸方向にどれだけ平行移動させたものか、また、そのグラフの正で最小の周期を求める問題です。

解析学三角関数グラフ周期平行移動
2025/7/7

1. 問題の内容

関数 y=4sin(2xπ3)y=4\sin(2x-\frac{\pi}{3}) のグラフは、関数 y=4sin2xy=4\sin 2x のグラフをxx軸方向にどれだけ平行移動させたものか、また、そのグラフの正で最小の周期を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=4sin(2xπ3)y=4\sin(2x-\frac{\pi}{3}) を変形します。
y=4sin(2(xπ6))y=4\sin(2(x-\frac{\pi}{6})) と変形できます。
これは、y=4sin2xy=4\sin 2x のグラフを xx 軸方向に π6\frac{\pi}{6} だけ平行移動させたものです。したがって、アに当てはまる値は π6\frac{\pi}{6} です。
次に、周期を求めます。y=sinxy=\sin x の周期は 2π2\pi です。
y=sinkxy=\sin kx の周期は 2πk\frac{2\pi}{k} です。
したがって、y=4sin2xy=4\sin 2x の周期は 2π2=π\frac{2\pi}{2} = \pi です。平行移動しても周期は変わらないので、y=4sin(2xπ3)y=4\sin(2x-\frac{\pi}{3}) の周期も π\pi です。
したがって、イに当てはまる値は π\pi です。

3. 最終的な答え

ア: π6\frac{\pi}{6}
イ: π\pi

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