1. 問題の内容
4次方程式 が異なる2つの実数解を持つような、 の値の範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、 とおくと、与えられた方程式は と書き換えられます。
のグラフと直線 の交点の個数が2個となるような、 の範囲を求めればよいことになります。
の増減を調べるために、微分を行います。
となるのは、 または のときです。
増減表を書くと、以下のようになります。
| x | ... | -1 | ... | 0 | ... |
| :---- | :---- | :---- | :---- | :---- | :---- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | + |
| f(x) | ↓ | -1 | ↑ | 0 | ↑ |
グラフを描くと、 で極小値 をとり、 で となることがわかります。
と のグラフが2点で交わるためには、次のいずれかの場合である必要があります。
* (このとき、x=-1が重解となり、x=0が一つの解となり、異なる実数解が2つ)
* (このとき、x=0が重解となり、x=-4/3が一つの解となり、異なる実数解が2つ)
* (異なる実数解が4つになってしまうため不適)
したがって、 または となります。