(1) 2次方程式 $x^2 + ax + 36 = 0$ がただ一つの解を持つとき、$a$ の値を求めなさい。 (2) 2次方程式 $x^2 + ax + 12 = 0$ の2つの解がどちらも整数のとき、$a$ の値を求めなさい。

代数学二次方程式判別式解の公式解と係数の関係
2025/7/7

1. 問題の内容

(1) 2次方程式 x2+ax+36=0x^2 + ax + 36 = 0 がただ一つの解を持つとき、aa の値を求めなさい。
(2) 2次方程式 x2+ax+12=0x^2 + ax + 12 = 0 の2つの解がどちらも整数のとき、aa の値を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 2次方程式 x2+ax+36=0x^2 + ax + 36 = 0 がただ一つの解を持つのは、判別式 DD00 となるときです。判別式 DD は、D=a24136=a2144D = a^2 - 4 \cdot 1 \cdot 36 = a^2 - 144 です。
a2144=0a^2 - 144 = 0
a2=144a^2 = 144
a=±12a = \pm 12
(2) 2次方程式 x2+ax+12=0x^2 + ax + 12 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とすると、解と係数の関係より、
α+β=a\alpha + \beta = -a
αβ=12\alpha \beta = 12
α\alphaβ\beta は整数なので、αβ=12\alpha \beta = 12 を満たす整数の組 (α,β)(\alpha, \beta) は、次のとおりです。
(1, 12), (2, 6), (3, 4), (4, 3), (6, 2), (12, 1), (-1, -12), (-2, -6), (-3, -4), (-4, -3), (-6, -2), (-12, -1)
これらの組に対して、a=(α+β)a = -(\alpha + \beta) を計算します。
* (1, 12) のとき、 a=(1+12)=13a = -(1 + 12) = -13
* (2, 6) のとき、 a=(2+6)=8a = -(2 + 6) = -8
* (3, 4) のとき、 a=(3+4)=7a = -(3 + 4) = -7
* (4, 3) のとき、 a=(4+3)=7a = -(4 + 3) = -7
* (6, 2) のとき、 a=(6+2)=8a = -(6 + 2) = -8
* (12, 1) のとき、 a=(12+1)=13a = -(12 + 1) = -13
* (-1, -12) のとき、 a=(112)=13a = -(-1 - 12) = 13
* (-2, -6) のとき、 a=(26)=8a = -(-2 - 6) = 8
* (-3, -4) のとき、 a=(34)=7a = -(-3 - 4) = 7
* (-4, -3) のとき、 a=(43)=7a = -(-4 - 3) = 7
* (-6, -2) のとき、 a=(62)=8a = -(-6 - 2) = 8
* (-12, -1) のとき、 a=(121)=13a = -(-12 - 1) = 13
したがって、aa の値は ±7\pm 7, ±8\pm 8, ±13\pm 13 となります。

3. 最終的な答え

(1) a=±12a = \pm 12
(2) a=±7,±8,±13a = \pm 7, \pm 8, \pm 13

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