問題は、曲線Cと放物線Pが接する条件から、与えられた空欄を埋める問題です。具体的には、曲線C上の点$(x_1, y_1)$における接線の方程式を求め、その接線が放物線Pの接線と一致することから、$x_1$と$y_1$の関係式を導き、最後に$b=y_1 - x_1^2$の値を計算します。

幾何学接線放物線連立方程式
2025/7/7

1. 問題の内容

問題は、曲線Cと放物線Pが接する条件から、与えられた空欄を埋める問題です。具体的には、曲線C上の点(x1,y1)(x_1, y_1)における接線の方程式を求め、その接線が放物線Pの接線と一致することから、x1x_1y1y_1の関係式を導き、最後にb=y1x12b=y_1 - x_1^2の値を計算します。

2. 解き方の手順

まず、曲線Cの方程式がx2+y2=4x^2 + y^2 = 4であることに着目します。
この曲線上の点(x1,y1)(x_1, y_1)における接線の方程式は、x1x+y1y=4x_1x + y_1y = 4で与えられます。(円の接線の公式より)
したがって、空欄「ス」に入るのは、選択肢の①です。
次に、与えられたPの接線の方程式y=2x1(xx1)+y1y = 2x_1(x - x_1) + y_1を整理すると、y=2x1x2x12+y1y = 2x_1 x - 2x_1^2 + y_1となります。これを③の方程式x1x+y1y=4x_1x + y_1y = 4に代入して、yyを消去します。
x1x+y1(2x1x2x12+y1)=4x_1 x + y_1 (2x_1 x - 2x_1^2 + y_1) = 4
x1x+2x1y1x2x12y1+y12=4x_1 x + 2x_1 y_1 x - 2x_1^2 y_1 + y_1^2 = 4
(x1+2x1y1)x2x12y1+y124=0(x_1 + 2x_1 y_1) x - 2x_1^2 y_1 + y_1^2 - 4 = 0
x1(1+2y1)x2x12y1+y124=0x_1 (1 + 2y_1) x - 2x_1^2 y_1 + y_1^2 - 4 = 0
問題文にある式⑤はx1(2y1+1)x2x12y1+y124=0x_1(2y_1 + 1)x - 2x_1^2y_1 + y_1^2 - 4 = 0であるので、xxの係数と定数項がそれぞれ0になる必要があります。
なぜなら、CとPが点(x1,y1)(x_1, y_1)で接するとき、すべてのxxに対して⑤が成り立つからです。
したがって、x1(2y1+1)=0x_1(2y_1 + 1) = 02x12y1+y124=0-2x_1^2y_1 + y_1^2 - 4 = 0が成り立ちます。
よって、空欄「セ」に入るのは0です。
x1(2y1+1)=0x_1(2y_1 + 1) = 0より、x1=0x_1 = 0またはy1=12y_1 = -\frac{1}{2}となります。
(i) x1=0x_1 = 0のとき、2x12y1+y124=0-2x_1^2y_1 + y_1^2 - 4 = 0より、y12=4y_1^2 = 4。よって、y1=±2y_1 = \pm 2
x12+y12=4x_1^2 + y_1^2 = 4より、02+(±2)2=40^2 + (\pm 2)^2 = 4を満たします。
このとき、b=y1x12=y10=±2b = y_1 - x_1^2 = y_1 - 0 = \pm 2
(ii) y1=12y_1 = -\frac{1}{2}のとき、2x12(12)+(12)24=0-2x_1^2(-\frac{1}{2}) + (-\frac{1}{2})^2 - 4 = 0より、x12+144=0x_1^2 + \frac{1}{4} - 4 = 0x12=154x_1^2 = \frac{15}{4}x1=±152x_1 = \pm \frac{\sqrt{15}}{2}
x12+y12=4x_1^2 + y_1^2 = 4より、154+14=164=4\frac{15}{4} + \frac{1}{4} = \frac{16}{4} = 4を満たします。
このとき、b=y1x12=12154=24154=174b = y_1 - x_1^2 = -\frac{1}{2} - \frac{15}{4} = -\frac{2}{4} - \frac{15}{4} = -\frac{17}{4}
問題文より、b=y1x12b = y_1 - x_1^2なので、bbは定数である必要があります。
x1=0x_1 = 0の場合、接線はPの頂点を通らず、適しません。
したがって、b=174b = -\frac{17}{4}

3. 最終的な答え

ス:①
セ:0
エ:-1
オカ:7
ケコサ:4
シ:

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