サイコロを3回投げたとき、出た目の積が3の倍数になる確率と6の倍数になる確率をそれぞれ求める問題です。

確率論・統計学確率サイコロ倍数場合の数
2025/7/7

1. 問題の内容

サイコロを3回投げたとき、出た目の積が3の倍数になる確率と6の倍数になる確率をそれぞれ求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 3の倍数になる確率
まず、全ての目の出方は63=2166^3 = 216通りです。
3の倍数にならない確率を求め、全体から引くことで3の倍数になる確率を求めます。
3の倍数でない目は1, 2, 4, 5の4つです。
3回とも3の倍数でない確率は、46×46×46=64216=827\frac{4}{6} \times \frac{4}{6} \times \frac{4}{6} = \frac{64}{216} = \frac{8}{27}です。
したがって、3の倍数になる確率は、
1827=27827=19271 - \frac{8}{27} = \frac{27 - 8}{27} = \frac{19}{27}
(2) 6の倍数になる確率
まず、6の倍数になる条件は、積が2の倍数かつ3の倍数になることです。
全体の積から、2の倍数でない場合、3の倍数でない場合、2の倍数でなく3の倍数でない場合を引くことを考えます。
3の倍数になる確率は、すでに求めた1927\frac{19}{27}です。
2の倍数にならない(奇数)確率は(12)3=18(\frac{1}{2})^3 = \frac{1}{8}です。よって2の倍数になる確率は118=781 - \frac{1}{8} = \frac{7}{8}
2の倍数でなく3の倍数でない確率を求めます。
2の倍数でないのは1, 3, 5の3つ。
3の倍数でないのは1, 2, 4, 5の4つ。
両方満たすのは1, 5の2つ。
3回とも2の倍数でなく、3の倍数でない確率は (26)3=8216=127(\frac{2}{6})^3 = \frac{8}{216} = \frac{1}{27}
6の倍数にならない確率は、
2の倍数でない確率 + 3の倍数でない確率 - (2の倍数でなく3の倍数でもない確率)
=18+827127=18+727=27+56216=83216= \frac{1}{8} + \frac{8}{27} - \frac{1}{27} = \frac{1}{8} + \frac{7}{27} = \frac{27 + 56}{216} = \frac{83}{216}
したがって、6の倍数になる確率は、
183216=21683216=1332161 - \frac{83}{216} = \frac{216 - 83}{216} = \frac{133}{216}

3. 最終的な答え

3の倍数になる確率は1927\frac{19}{27}
6の倍数になる確率は133216\frac{133}{216}

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