コインを1枚投げる試行において、表(H)が出る確率と裏(T)が出る確率はそれぞれ1/2であると仮定する。
まず、確率変数 Y の期待値 E[Y] を計算する。 E[Y]=(1/2)×7+(1/2)×(−2)=7/2−2/2=5/2 次に、確率変数 Y の分散 V[Y] を計算する。 V[Y]=E[Y2]−(E[Y])2 E[Y2]=(1/2)×72+(1/2)×(−2)2=(1/2)×49+(1/2)×4=49/2+4/2=53/2 V[Y]=53/2−(5/2)2=53/2−25/4=106/4−25/4=81/4 確率変数 2Y の分散 V[2Y] は、分散の性質 V[aX]=a2V[X] を用いて計算できる。ここで、a=2 なので、 V[2Y]=22V[Y]=4×(81/4)=81