関数 $y = ax^3 + bx^2 + cx + d$ (ただし、$0 < x < 5$) のグラフが与えられており、このグラフは $x=2$ で極大、$x=4$ で極小となり、点 $(3, 5)$ が変曲点である。$a, b, c, d$ の値を求めずに、以下の問いに答える。 (1) $y' > 0$ となる $x$ の値の範囲を求めよ。 (2) $y'' > 0$ となる $x$ の値の範囲を求めよ。 (3) $y'$ が最小となる $x$ の値を求めよ。

解析学微分導関数極値変曲点グラフ
2025/7/7

1. 問題の内容

関数 y=ax3+bx2+cx+dy = ax^3 + bx^2 + cx + d (ただし、0<x<50 < x < 5) のグラフが与えられており、このグラフは x=2x=2 で極大、x=4x=4 で極小となり、点 (3,5)(3, 5) が変曲点である。a,b,c,da, b, c, d の値を求めずに、以下の問いに答える。
(1) y>0y' > 0 となる xx の値の範囲を求めよ。
(2) y>0y'' > 0 となる xx の値の範囲を求めよ。
(3) yy' が最小となる xx の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) y>0y' > 0 となる xx の範囲を求める。yy'yy の導関数であり、y>0y' > 0yy が増加している区間を意味する。グラフから、0<x<20 < x < 24<x<54 < x < 5 の範囲で yy が増加していることがわかる。
(2) y>0y'' > 0 となる xx の範囲を求める。yy''yy の二階導関数であり、y>0y'' > 0yy' が増加している区間を意味する。つまり、グラフが下に凸である区間である。与えられた条件より、点 (3,5)(3, 5) が変曲点であるから、x=3x = 3y=0y'' = 0 となり、x=3x=3 を境に yy'' の符号が変わる。グラフから、3<x<53 < x < 5 の範囲でグラフは下に凸である。
(3) yy' が最小となる xx の値を求める。yy' が最小となるのは、y=0y'' = 0 となる xx の値、つまり変曲点の xx 座標である。したがって、x=3x = 3 である。

3. 最終的な答え

(1) 0<x<20 < x < 2, 4<x<54 < x < 5
(2) 3<x<53 < x < 5
(3) x=3x = 3

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