$p$ を素数、$n$ を自然数とする。 $\frac{1}{x} + \frac{1}{y} = \frac{1}{p^n}$ かつ $x < y$ を満たす自然数 $x, y$ の組を考える。 (1) $p=3, n=1$ のとき、条件を満たす自然数 $x, y$ の組を求める。 (2) $n=1$ のとき、条件を満たす自然数 $x, y$ の組を求める。 (3) $n=2$ のとき、条件を満たす自然数 $x, y$ の組の個数を求める。 (4) 自然数 $n$ に対して、条件を満たす自然数 $x, y$ の組の個数を求める。
2025/7/7
1. 問題の内容
を素数、 を自然数とする。
かつ を満たす自然数 の組を考える。
(1) のとき、条件を満たす自然数 の組を求める。
(2) のとき、条件を満たす自然数 の組を求める。
(3) のとき、条件を満たす自然数 の組の個数を求める。
(4) 自然数 に対して、条件を満たす自然数 の組の個数を求める。
2. 解き方の手順
与えられた式 を変形する。
両辺に を掛けると、
両辺に を加えると、
より、 である。
(1) のとき、 となる。
は自然数であり、 を満たす必要がある。
考えられる組み合わせは、
より
より
である必要があるため、 は条件を満たさない。
よって、
(2) のとき、 となる。
は自然数であり、 を満たす必要がある。
考えられる組み合わせは、
より
より
である必要があるため、 は条件を満たさない。
よって、
(3) のとき、 となる。
は自然数であり、 を満たす必要がある。
考えられる組み合わせは、
より
より
より
である必要があるため、 は条件を満たさない。
よって、 の 2 組ある。
(4) となる。
は自然数であり、 を満たす必要がある。
の約数の個数は 個である。
であるため、 である。
までを考えればよい。
のときは、 となり、 を満たさない。
は、のいずれかになる可能性がある。
したがって、組の個数は 個である。
3. 最終的な答え
ア: (4, 12)
イ: (p+1, p^2+p)
ウ: 2
エ: n