問題は、2つの直線 $ax + by + c = 0$ と $a'x + b'y + c' = 0$ について、以下の条件を証明することです。ただし、$b \neq 0$ および $b' \neq 0$ とします。 * 2直線が平行であるとき、$ab' - ba' = 0$ が成り立つ。 * 2直線が垂直であるとき、$aa' + bb' = 0$ が成り立つ。 また、直線 $2x + 3y = 0$ に垂直な直線について考える。

幾何学直線平行垂直傾き
2025/7/7

1. 問題の内容

問題は、2つの直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0ax+by+c=0a'x + b'y + c' = 0 について、以下の条件を証明することです。ただし、b0b \neq 0 および b0b' \neq 0 とします。
* 2直線が平行であるとき、abba=0ab' - ba' = 0 が成り立つ。
* 2直線が垂直であるとき、aa+bb=0aa' + bb' = 0 が成り立つ。
また、直線 2x+3y=02x + 3y = 0 に垂直な直線について考える。

2. 解き方の手順

(1) 2直線が平行である条件 abba=0ab' - ba' = 0 の証明:
2直線の傾きが等しいことを示せばよい。
ax+by+c=0ax + by + c = 0 より、y=abxcby = -\frac{a}{b}x - \frac{c}{b} なので、傾きは ab-\frac{a}{b}
ax+by+c=0a'x + b'y + c' = 0 より、y=abxcby = -\frac{a'}{b'}x - \frac{c'}{b'} なので、傾きは ab-\frac{a'}{b'}
2直線が平行なので、ab=ab-\frac{a}{b} = -\frac{a'}{b'}
したがって、ab=abab' = a'b、すなわち、abba=0ab' - ba' = 0
(2) 2直線が垂直である条件 aa+bb=0aa' + bb' = 0 の証明:
2直線の傾きの積が 1-1 であることを示せばよい。
2直線の傾きはそれぞれ ab-\frac{a}{b}ab-\frac{a'}{b'}
2直線が垂直なので、(ab)(ab)=1(-\frac{a}{b})(-\frac{a'}{b'}) = -1
したがって、aabb=1\frac{aa'}{bb'} = -1、すなわち、aa=bbaa' = -bb'
したがって、aa+bb=0aa' + bb' = 0
(3) 直線 2x+3y=02x + 3y = 0 に垂直な直線について:
直線 2x+3y=02x + 3y = 0ax+by+c=0a'x + b'y + c' = 0 と考えると、a=2a' = 2b=3b' = 3c=0c' = 0 です。
これに垂直な直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 は、aa+bb=0aa' + bb' = 0 を満たすので、2a+3b=02a + 3b = 0
a=3a = 3b=2b = -2 とすると、2(3)+3(2)=66=02(3) + 3(-2) = 6 - 6 = 0 となり、この条件を満たします。
したがって、求める直線は 3x2y+c=03x - 2y + c = 0 (cは任意)。

3. 最終的な答え

* 2直線が平行であるとき、abba=0ab' - ba' = 0 が成り立つ。
* 2直線が垂直であるとき、aa+bb=0aa' + bb' = 0 が成り立つ。
* 直線 2x+3y=02x + 3y = 0 に垂直な直線は、3x2y+c=03x - 2y + c = 0 (cは任意)。

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