2次方程式 $x^2 + 2mx + m^2 + 2m - 8 = 0$ が異なる2つの負の解をもつとき、定数 $m$ の範囲を求める問題です。

代数学二次方程式判別式解と係数の関係不等式
2025/7/7

1. 問題の内容

2次方程式 x2+2mx+m2+2m8=0x^2 + 2mx + m^2 + 2m - 8 = 0 が異なる2つの負の解をもつとき、定数 mm の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式が異なる2つの実数解をもつ条件は、判別式 D>0D > 0 であることです。
2つの解がともに負である条件は、解と係数の関係から、解の和が負であり、解の積が正であることです。
まず、判別式 DD を計算します。
D=(2m)24(m2+2m8)=4m24m28m+32=8m+32D = (2m)^2 - 4(m^2 + 2m - 8) = 4m^2 - 4m^2 - 8m + 32 = -8m + 32
D>0D > 0 より、
8m+32>0-8m + 32 > 0
8m<328m < 32
m<4m < 4
次に、解と係数の関係を考えます。
2つの解を α,β\alpha, \beta とすると、
α+β=2m\alpha + \beta = -2m
αβ=m2+2m8\alpha \beta = m^2 + 2m - 8
2つの解がともに負である条件より、
α+β<0\alpha + \beta < 0 かつ αβ>0\alpha \beta > 0
2m<0-2m < 0 より m>0m > 0
m2+2m8>0m^2 + 2m - 8 > 0 より (m+4)(m2)>0(m+4)(m-2) > 0
したがって、m<4m < -4 または m>2m > 2
以上の条件をまとめると、
m<4m < 4
m>0m > 0
m<4m < -4 または m>2m > 2
これらをすべて満たす mm の範囲は、2<m<42 < m < 4 です。

3. 最終的な答え

2<m<42 < m < 4

「代数学」の関連問題

2桁の正の整数とその数の十の位と一の位の数を入れ替えてできる数との差が9の倍数になることを説明する文章の空欄を埋める問題です。

整数の性質文字式倍数
2025/7/7

二つの連立一次方程式を解く問題です。 (5) $\begin{cases} x - 5y = -3 \\ 2(x - 3y) - x = -4 \end{cases}$ (6) $\begin{cas...

連立一次方程式代入法加減法
2025/7/7

以下の連立方程式を解きます。 $ \begin{cases} 3x + 2y = 14 \\ 7x - 5y = -6 \end{cases} $

連立方程式加減法線形方程式
2025/7/7

画像に写っている連立方程式の問題のうち、問題番号6と7を解きます。 問題6: $0.2x - 0.6y = 3$ $3x - 2y = 3$ 問題7: $\frac{x}{6} - \frac{y}{...

連立方程式一次方程式
2025/7/7

連立方程式 $ \begin{cases} 2x - 5y = 6 \\ x = 3y + 2 \end{cases} $ を、加減法と代入法で解く。

連立方程式加減法代入法一次方程式
2025/7/7

(1) $V = \frac{1}{3}a^2h$ を $h$ について解く。 (2) $a + \frac{b}{4} = c$ を $b$ について解く。

数式変形解の公式文字式の計算
2025/7/7

$24x^2y$ を $-9x$ で割る問題です。数式で表すと、$24x^2y \div (-9x)$ を計算します。

整式割り算因数分解文字式
2025/7/7

与えられた数式 $12x^2y \div (2xy)^2 \times (-3y)^2$ を簡略化して計算します。

式の計算簡略化代数式分数式
2025/7/7

AさんとBさんが$\sqrt{3}$に関する問題について会話している。会話中の空欄に適切な語句や数値を埋める問題。

平方根有理化式の計算無理数
2025/7/7

(1), (2)を利用して、$\frac{b}{a} + \frac{a}{b}$ を求めよ。

分数式の計算代数
2025/7/7