与えられた条件を満たす円の方程式、または直線の方程式を求める問題です。それぞれの場合について、ベクトルを利用して解きます。 (1) 中心(0, 0), 半径2の円の方程式 (2) 中心(3, 2), 半径$\sqrt{5}$の円の方程式 (3) 2点A(1, 4), B(3, 0)を直径の両端とする円の方程式 (4) 中心(1, 1), 半径$\sqrt{2}$の円に、点O(0, 0)で接する直線の方程式

幾何学方程式ベクトル
2025/7/7

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす円の方程式、または直線の方程式を求める問題です。それぞれの場合について、ベクトルを利用して解きます。
(1) 中心(0, 0), 半径2の円の方程式
(2) 中心(3, 2), 半径5\sqrt{5}の円の方程式
(3) 2点A(1, 4), B(3, 0)を直径の両端とする円の方程式
(4) 中心(1, 1), 半径2\sqrt{2}の円に、点O(0, 0)で接する直線の方程式

2. 解き方の手順

(1) 中心O(0, 0), 半径2の円
円上の点をP(xx, yy)とすると、OP=(x,y)\overrightarrow{OP} = (x, y)
OP=2|\overrightarrow{OP}| = 2
OP2=4|\overrightarrow{OP}|^2 = 4
x2+y2=4x^2 + y^2 = 4
(2) 中心C(3, 2), 半径5\sqrt{5}の円
円上の点をP(xx, yy)とすると、CP=(x3,y2)\overrightarrow{CP} = (x-3, y-2)
CP=5|\overrightarrow{CP}| = \sqrt{5}
CP2=5|\overrightarrow{CP}|^2 = 5
(x3)2+(y2)2=5(x-3)^2 + (y-2)^2 = 5
x26x+9+y24y+4=5x^2 - 6x + 9 + y^2 - 4y + 4 = 5
x2+y26x4y+8=0x^2 + y^2 - 6x - 4y + 8 = 0
(3) 2点A(1, 4), B(3, 0)を直径の両端とする円
円上の点をP(xx, yy)とすると、AP=(x1,y4)\overrightarrow{AP} = (x-1, y-4), BP=(x3,y0)\overrightarrow{BP} = (x-3, y-0)
APBP=0\overrightarrow{AP} \cdot \overrightarrow{BP} = 0
(x1)(x3)+(y4)(y0)=0(x-1)(x-3) + (y-4)(y-0) = 0
x24x+3+y24y=0x^2 - 4x + 3 + y^2 - 4y = 0
x2+y24x4y+3=0x^2 + y^2 - 4x - 4y + 3 = 0
(4) 中心C(1, 1), 半径2\sqrt{2}の円に、点O(0, 0)で接する直線
直線は、CO\overrightarrow{CO}に垂直である。
CO=(01,01)=(1,1)\overrightarrow{CO} = (0-1, 0-1) = (-1, -1)
法線ベクトルは(-1, -1)なので、方向ベクトルは(1, -1)など。
直線の方程式は1(x0)1(y0)=0-1(x-0) -1(y-0) = 0と表せる。
xy=0-x-y = 0
x+y=0x + y = 0

3. 最終的な答え

(1) x2+y2=4x^2 + y^2 = 4
(2) x2+y26x4y+8=0x^2 + y^2 - 6x - 4y + 8 = 0
(3) x2+y24x4y+3=0x^2 + y^2 - 4x - 4y + 3 = 0
(4) x+y=0x + y = 0

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