実数 $x$, $y$ に関する条件について、それぞれが「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに該当するかを判断する問題です。 (1) $x=4, y=2$ は $xy=8$ であるための何条件か。 (2) $x^2 - 6x + 9 = 0$ は $x=3$ であるための何条件か。 (3) $\triangle ABC$ が二等辺三角形であることは、$\triangle ABC$ が正三角形であるための何条件か。
2025/7/7
1. 問題の内容
実数 , に関する条件について、それぞれが「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに該当するかを判断する問題です。
(1) は であるための何条件か。
(2) は であるための何条件か。
(3) が二等辺三角形であることは、 が正三角形であるための何条件か。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 のとき、 となり、 は成立します。
次に、 を満たす の組を考えます。例えば、 なども を満たしますが、 とは限りません。
したがって、 ならば は成り立ちますが、 ならば とは限りません。
よって、 は であるための十分条件です。
(2)
を因数分解すると、 となります。
この方程式を解くと、 が得られます。
逆に、 を に代入すると、 となり、方程式は成立します。
したがって、 ならば であり、 ならば です。
よって、 は であるための必要十分条件です。
(3)
が正三角形であるならば、 は二等辺三角形です。
しかし、 が二等辺三角形であるからといって、必ずしも正三角形であるとは限りません。例えば、二つの辺の長さが等しく、それらの辺の間の角が正三角形の角である60度でない場合、二等辺三角形にはなりますが、正三角形にはなりません。
したがって、 が二等辺三角形であることは、 が正三角形であるための必要条件です。
3. 最終的な答え
(1) 十分条件
(2) 必要十分条件
(3) 必要条件