実数 $x$, $y$ に関する条件について、それぞれが「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに該当するかを判断する問題です。 (1) $x=4, y=2$ は $xy=8$ であるための何条件か。 (2) $x^2 - 6x + 9 = 0$ は $x=3$ であるための何条件か。 (3) $\triangle ABC$ が二等辺三角形であることは、$\triangle ABC$ が正三角形であるための何条件か。

代数学条件必要条件十分条件必要十分条件不等式因数分解
2025/7/7

1. 問題の内容

実数 xx, yy に関する条件について、それぞれが「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに該当するかを判断する問題です。
(1) x=4,y=2x=4, y=2xy=8xy=8 であるための何条件か。
(2) x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0x=3x=3 であるための何条件か。
(3) ABC\triangle ABC が二等辺三角形であることは、ABC\triangle ABC が正三角形であるための何条件か。

2. 解き方の手順

(1)
まず、x=4,y=2x=4, y=2 のとき、xy=4×2=8xy = 4 \times 2 = 8 となり、xy=8xy=8 は成立します。
次に、xy=8xy=8 を満たす x,yx, y の組を考えます。例えば、x=1,y=8x=1, y=8 なども xy=8xy=8 を満たしますが、x=4,y=2x=4, y=2 とは限りません。
したがって、x=4,y=2x=4, y=2 ならば xy=8xy=8 は成り立ちますが、xy=8xy=8 ならば x=4,y=2x=4, y=2 とは限りません。
よって、x=4,y=2x=4, y=2xy=8xy=8 であるための十分条件です。
(2)
x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 を因数分解すると、(x3)2=0(x-3)^2 = 0 となります。
この方程式を解くと、x=3x=3 が得られます。
逆に、x=3x=3x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 に代入すると、326×3+9=918+9=03^2 - 6 \times 3 + 9 = 9 - 18 + 9 = 0 となり、方程式は成立します。
したがって、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 ならば x=3x=3 であり、x=3x=3 ならば x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 です。
よって、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0x=3x=3 であるための必要十分条件です。
(3)
ABC\triangle ABC が正三角形であるならば、ABC\triangle ABC は二等辺三角形です。
しかし、ABC\triangle ABC が二等辺三角形であるからといって、必ずしも正三角形であるとは限りません。例えば、二つの辺の長さが等しく、それらの辺の間の角が正三角形の角である60度でない場合、二等辺三角形にはなりますが、正三角形にはなりません。
したがって、ABC\triangle ABC が二等辺三角形であることは、ABC\triangle ABC が正三角形であるための必要条件です。

3. 最終的な答え

(1) 十分条件
(2) 必要十分条件
(3) 必要条件

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