正方形ABCDにおいて、点PはCを出発して辺CB上をBまで、点Qは点Pと同時にCを出発してPと同じ速さで辺CD上をDまで動きます。正方形の辺の長さが10cmのとき、三角形APQの面積が40cm²となるのは、点PがCから何cm動いたときか求めなさい。

幾何学図形面積二次方程式正方形解の公式
2025/7/7

1. 問題の内容

正方形ABCDにおいて、点PはCを出発して辺CB上をBまで、点Qは点Pと同時にCを出発してPと同じ速さで辺CD上をDまで動きます。正方形の辺の長さが10cmのとき、三角形APQの面積が40cm²となるのは、点PがCから何cm動いたときか求めなさい。

2. 解き方の手順

点Pと点QがCから動いた距離をxx cmとします。
すると、BC = CD = 10cmなので、
BP = DQ = (10x)(10-x) cmとなります。
正方形ABCDの面積は10×10=10010 \times 10 = 100 cm²です。
三角形APQの面積は、正方形ABCDの面積から、三角形ABP, 三角形PCQ, 三角形ADQの面積を引いたものと考えることができます。
三角形ABPの面積は、12×AB×BP=12×10×(10x)=5(10x)=505x\frac{1}{2} \times AB \times BP = \frac{1}{2} \times 10 \times (10-x) = 5(10-x) = 50-5x cm²です。
三角形PCQの面積は、12×PC×CQ=12×x×x=12x2\frac{1}{2} \times PC \times CQ = \frac{1}{2} \times x \times x = \frac{1}{2}x^2 cm²です。
三角形ADQの面積は、12×AD×DQ=12×10×(10x)=5(10x)=505x\frac{1}{2} \times AD \times DQ = \frac{1}{2} \times 10 \times (10-x) = 5(10-x) = 50-5x cm²です。
したがって、三角形APQの面積は、
100(505x)12x2(505x)=10050+5x12x250+5x=10x12x2100 - (50-5x) - \frac{1}{2}x^2 - (50-5x) = 100 - 50 + 5x - \frac{1}{2}x^2 - 50 + 5x = 10x - \frac{1}{2}x^2 cm²です。
問題文より、三角形APQの面積は40cm²なので、
10x12x2=4010x - \frac{1}{2}x^2 = 40
これを解くと、
20xx2=8020x - x^2 = 80
x220x+80=0x^2 - 20x + 80 = 0
解の公式より、
x=(20)±(20)24×1×802×1=20±4003202=20±802=20±452=10±25x = \frac{-(-20) \pm \sqrt{(-20)^2 - 4 \times 1 \times 80}}{2 \times 1} = \frac{20 \pm \sqrt{400 - 320}}{2} = \frac{20 \pm \sqrt{80}}{2} = \frac{20 \pm 4\sqrt{5}}{2} = 10 \pm 2\sqrt{5}
ここで、25=2016=42\sqrt{5} = \sqrt{20} \approx \sqrt{16}=4 なので、x10±4=6x \approx 10 \pm 4 = 6 or 1414 となります。
点Pと点Qは辺上を動くので、0x100 \le x \le 10を満たす必要があります。したがって、x=10+25x = 10 + 2\sqrt{5}は不適です。
よって、x=1025x = 10 - 2\sqrt{5} cmです。

3. 最終的な答え

点PがCから(1025)(10 - 2\sqrt{5})cm動いたとき、三角形APQの面積は40cm²になります。

「幾何学」の関連問題

2点間の距離を求める問題です。 (1) 点A(2, 1)と点B(3, 4)の距離 (3) 点O(0, 0)と点E(-3, 2)の距離

距離座標平面三平方の定理
2025/7/10

与えられた直角三角形について、角Aに対するsinA, cosA, tanAの値を求めよ。

三角比直角三角形sincostanピタゴラスの定理有理化
2025/7/10

2つの直角三角形において、三平方の定理を用いて、$x$ の値を求める問題です。

三平方の定理直角三角形辺の長さ
2025/7/10

2点 $(3, -5)$ と $(8, 5)$ を通る直線の方程式を求める問題です。

直線方程式座標
2025/7/10

2点 $(3, -5)$ と $(8, 5)$ を通る直線の方程式を求める問題です。

直線傾き直線の方程式座標
2025/7/10

2点$(3, -5)$と$(8, 5)$を通る直線の方程式を求める問題です。

直線の方程式傾き点と傾き座標平面
2025/7/10

2点 $(2, -3)$ と $(3, -5)$ を通る直線の方程式を求めます。

直線傾き方程式座標
2025/7/10

与えられた3つの三角関数の式をそれぞれ簡単にせよ。 (1) $\{sin(90^\circ - A) tan A - cos(90^\circ - A) tan(90^\circ - A)\}^2 +...

三角関数三角比三角関数の加法定理
2025/7/10

点$(2, -3)$を通り、傾きが2の直線の方程式を求める問題です。

直線方程式傾き座標
2025/7/10

与えられた三角関数の値および角度がどの象限に属するかを求める問題です。

三角関数角度象限
2025/7/10