点Pが点Aを出発し、三角形ABCの辺上をBを通ってCまで毎秒2cmで移動するとき、点Pが出発してからx秒後の三角形APCの面積をy cm²とする。 (1) x, yの関係について、変域に応じてyをxの式で表す。 (2) 三角形APCの面積が20 cm²となるのは、点Pが出発してから何秒後かを求める。

幾何学三角形面積移動一次関数二次関数図形
2025/4/1

1. 問題の内容

点Pが点Aを出発し、三角形ABCの辺上をBを通ってCまで毎秒2cmで移動するとき、点Pが出発してからx秒後の三角形APCの面積をy cm²とする。
(1) x, yの関係について、変域に応じてyをxの式で表す。
(2) 三角形APCの面積が20 cm²となるのは、点Pが出発してから何秒後かを求める。

2. 解き方の手順

(1)
* 区間0 ≤ x ≤ ア のとき:
点Pは辺AB上にある。AB = 6 cmなので、点PがAからBに到達するのにかかる時間は、62=3\frac{6}{2} = 3 秒である。よって、ア = 3。
三角形APCの面積yは、y=12×AP×BC=12×(62x)×10=5(62x)=3010xy = \frac{1}{2} \times AP \times BC = \frac{1}{2} \times (6 - 2x) \times 10 = 5(6 - 2x) = 30 - 10xとなる。
したがって、イ = 3010x30 - 10x
* 区間 ア ≤ x ≤ ウ のとき:
点Pは辺BC上にある。BC = 10 cmなので、点PがBからCに到達するのにかかる時間は、102=5\frac{10}{2} = 5 秒である。よって、BからCまで5秒かかるから、ウ = 3 + 5 = 8。
三角形APCの面積yは、y=12×AP×AB=12×(2x6)×6=3(2x6)=12×AC×高さy = \frac{1}{2} \times AP \times AB = \frac{1}{2} \times (2x - 6) \times 6 = 3(2x-6) = \frac{1}{2} \times AC \times 高さとはならない。高さではなく、APを底辺とするならば、y=12×PC×AB=12×(10(2x6))×6=3(162x)=486xy = \frac{1}{2} \times PC \times AB = \frac{1}{2} \times (10 - (2x-6)) \times 6 = 3(16 - 2x) = 48 - 6x
したがって、エ = 486x48 - 6x
(2)
三角形APCの面積が20 cm²となるのは、以下の2つの場合に分けて考える。
* 区間0 ≤ x ≤ 3 のとき:
3010x=2030 - 10x = 20を解くと、10x=1010x = 10より、x=1x = 1
* 区間3 ≤ x ≤ 8 のとき:
486x=2048 - 6x = 20を解くと、6x=286x = 28より、x=286=143x = \frac{28}{6} = \frac{14}{3}

3. 最終的な答え

(1)
ア = 3
イ = 3010x30 - 10x
ウ = 8
エ = 486x48 - 6x
(2)
オ = 1
カ = 143\frac{14}{3}

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