まず、偏微分を計算します。
fx(x,y)=4x−3y−20 fy(x,y)=−3x+10y+46 次に、fx(x,y)=0 と fy(x,y)=0 を連立させて解きます。 4x−3y−20=0 −3x+10y+46=0 一つ目の式を3倍、二つ目の式を4倍して足し合わせると、31y+124=0 となります。これから、y=−4 を得ます。これを最初の式に代入すると、4x−3(−4)−20=0 より、4x+12−20=0 なので、4x=8 となり、x=2 を得ます。 したがって、一つの解は (α1,β1)=(2,−4) です。 次に、再度連立方程式を解く際、エラーがないか確認します。計算ミスがなければ、解は一つしかありません。
次に、二階偏微分を計算します。
fxx(x,y)=4 fyy(x,y)=10 fxy(x,y)=−3 fyx(x,y)=−3 ヘッセ行列式は、
H(x,y)=fxx(x,y)fyy(x,y)−(fxy(x,y))2=(4)(10)−(−3)2=40−9=31 (α1,β1)=(2,−4) のとき、 fxx(α1,β1)=fxx(2,−4)=4 H(α1,β1)=H(2,−4)=31 fxx(2,−4)=4>0 かつ H(2,−4)=31>0 なので、点 (2,−4) で極小値を取ります。 α2とβ2を求めるための連立方程式を再度確認すると、エラーが見つかりました。正しくは次のようになります。 4x−3y=20 −3x+10y=−46 一つ目の式を10倍、二つ目の式を3倍して足し合わせると、40x−30y−9x+30y=200−138なので、31x=62となり、x=2を得ます。これを最初の式に代入すると、4(2)−3y=20となり、8−3y=20なので、−3y=12となり、y=−4を得ます。 したがって、ただ一つの解は (α1,β1)=(α2,β2)=(2,−4) です。