与えられた関数 $f(x, y) = -120\ln(x) - 63\ln(y) + 2xy + 6x - 3y$ の極値を求める問題です。 まず、偏微分 $f_x(x, y)$ と $f_y(x, y)$ を計算し、それらが0となる点 $(x, y)$ を求めます。求めた点を $(\alpha_1, \beta_1)$ と $(\alpha_2, \beta_2)$ とします。 次に、ヘッセ行列 $H(x, y)$ を計算し、それぞれの点 $(\alpha_1, \beta_1)$ と $(\alpha_2, \beta_2)$ でのヘッセ行列を評価し、極大値、極小値、または鞍点であるかを判定します。
2025/7/8
1. 問題の内容
与えられた関数 の極値を求める問題です。 まず、偏微分 と を計算し、それらが0となる点 を求めます。求めた点を と とします。 次に、ヘッセ行列 を計算し、それぞれの点 と でのヘッセ行列を評価し、極大値、極小値、または鞍点であるかを判定します。
2. 解き方の手順
(1) 偏微分 と を計算します。
(2) と を満たす を求めます。
これらの式を整理すると
を に代入します。
したがって、 または です。
(i) のとき
(ii) のとき
(3) ヘッセ行列 を計算します。
(4) 点 でのヘッセ行列を評価します。
であり、 であるため、点 は鞍点です。
(5) 点 でのヘッセ行列を評価します。
であり、 であるため、点 は極小値を取ります。
3. 最終的な答え
より、ヘッセ行列は不定であるから、鞍点となる
より、ヘッセ行列は正定値であるから、極小値となる