右の図において、$\triangle ABC$と$\triangle ADE$はそれぞれ$\angle BAC=90^\circ$, $\angle DAE=90^\circ$の直角二等辺三角形であり、点Dは辺BC上の点である。 (1) $\triangle ABD$と合同な三角形を見つけ、頂点を対応させて答える。 (2) $\triangle ABD$と(1)の三角形において、合同であることを証明する。 (3) $AB=6cm$であるとき、四角形ADCEの面積を求める。

幾何学三角形合同直角二等辺三角形面積証明
2025/7/8

1. 問題の内容

右の図において、ABC\triangle ABCADE\triangle ADEはそれぞれBAC=90\angle BAC=90^\circ, DAE=90\angle DAE=90^\circの直角二等辺三角形であり、点Dは辺BC上の点である。
(1) ABD\triangle ABDと合同な三角形を見つけ、頂点を対応させて答える。
(2) ABD\triangle ABDと(1)の三角形において、合同であることを証明する。
(3) AB=6cmAB=6cmであるとき、四角形ADCEの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) ABD\triangle ABDと合同な三角形を考える。ACE\triangle ACEが合同であると予想される。
(2) ABD\triangle ABDACE\triangle ACEの合同を証明する。
まず、ABC\triangle ABCADE\triangle ADEは直角二等辺三角形なので、AB=ACAB=ACAD=AEAD=AEである。
また、BAC=DAE=90\angle BAC = \angle DAE = 90^\circである。
BAD=BACDAC\angle BAD = \angle BAC - \angle DAC
CAE=DAEDAC\angle CAE = \angle DAE - \angle DAC
よって、BAD=CAE\angle BAD = \angle CAEである。
したがって、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACEである。
(3) 四角形ADCEの面積を求める。
AB=6cmAB=6cmより、AC=6cmAC=6cmである。ABC\triangle ABCは直角二等辺三角形なので、BC=AB2+AC2=62+62=72=62cmBC = \sqrt{AB^2 + AC^2} = \sqrt{6^2+6^2} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2} cmである。
ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACEより、四角形ADCEの面積はABC\triangle ABCの面積からABD\triangle ABDの面積を引いたものと等しい。
四角形ADCEの面積 = ABC\triangle ABCの面積 - ABD\triangle ABDの面積 + ACE\triangle ACEの面積 = ABC\triangle ABCの面積。
ABC\triangle ABCの面積 = 12×AB×AC=12×6×6=18cm2\frac{1}{2} \times AB \times AC = \frac{1}{2} \times 6 \times 6 = 18 cm^2である。

3. 最終的な答え

(1) ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACE
(2) AB=ACAB=AC, AD=AEAD=AE, BAD=CAE\angle BAD = \angle CAEより、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACE
(3) 18cm218 cm^2

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