2次不等式 $-x^2 + mx + m < 0$ の解がすべての実数であるとき、定数 $m$ の値の範囲を求めます。

代数学二次不等式判別式二次関数
2025/7/8

1. 問題の内容

2次不等式 x2+mx+m<0-x^2 + mx + m < 0 の解がすべての実数であるとき、定数 mm の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

与えられた2次不等式 x2+mx+m<0-x^2 + mx + m < 0 の解がすべての実数であるための条件を考えます。
まず、不等式の両辺に 1-1 を掛けて、x2x^2 の係数を正にすると、
x2mxm>0x^2 - mx - m > 0
となります。
この不等式の解がすべての実数となるのは、2次関数 y=x2mxmy = x^2 - mx - m のグラフが常に xx 軸より上にあるとき、つまり、すべての xx に対して y>0y > 0 が成り立つときです。
これは、以下の条件を満たす場合に起こります。
* 2次関数の判別式 DDD<0D < 0 である。
判別式 DD は、
D=(m)24(1)(m)=m2+4mD = (-m)^2 - 4(1)(-m) = m^2 + 4m
となります。
したがって、D<0D < 0 となるのは、
m2+4m<0m^2 + 4m < 0
m(m+4)<0m(m + 4) < 0
この不等式を解くと、4<m<0-4 < m < 0 となります。

3. 最終的な答え

4<m<0-4 < m < 0

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