自然数 $m, n$ に関する条件 $p, q, r$ が以下のように与えられています。 * $p: m > 4$ または $n > 4$ * $q: mn > 4$ * $r: mn > 4^2$ (1) $p$ の否定 $\overline{p}$ を選択肢から選びます。 (2) $p$ は $q$ であるための何条件か、また $p$ は $r$ であるための何条件かを、選択肢から選びます。
2025/7/8
1. 問題の内容
自然数 に関する条件 が以下のように与えられています。
* または
*
*
(1) の否定 を選択肢から選びます。
(2) は であるための何条件か、また は であるための何条件かを、選択肢から選びます。
2. 解き方の手順
(1) または の否定 は、「」の否定「」と、「」の否定「」を「または」の否定である「かつ」で結んだものです。
したがって、 は かつ となります。
(2) は であるための条件を考えます。
または
が成り立つかどうかを考えます。
例えば、 のとき、 は成り立ちませんが、 は成り立つので、 は成り立ちます。このとき、 なので、 も成り立ちます。
一方、 が成り立つかどうかを考えます。
例えば、 のとき、 なので、 は成り立ちます。しかし、 は成り立たず、 も成り立ちます。
のとき、 なので、は成り立ちますが、もも成り立ちません。
したがって、 は成り立ちません。
よって、 は であるための十分条件ではありませんが、必要条件でもありません。
は であるための条件を考えます。
または
が成り立つかどうかを考えます。
例えば、 のとき、 は成り立つので、 は成り立ちます。このとき、 ではないので、 は成り立ちません。したがって、 は成り立ちません。
が成り立つかどうかを考えます。
ならば、 または が成り立つかどうかを考えます。
のとき、もし かつ ならば、 となり、 に矛盾します。したがって、 または が成り立ちます。つまり、 は成り立ちます。
したがって、 は であるための必要条件であるが、十分条件ではありません。
3. 最終的な答え
(1) 1: 3
(2) 2: 4
(3) 3: 2