自然数 $m, n$ に関する条件 $p, q, r$ が以下のように与えられています。 * $p: m > 4$ または $n > 4$ * $q: mn > 4$ * $r: mn > 4^2$ (1) $p$ の否定 $\overline{p}$ を選択肢から選びます。 (2) $p$ は $q$ であるための何条件か、また $p$ は $r$ であるための何条件かを、選択肢から選びます。

代数学論理命題必要条件十分条件否定条件
2025/7/8

1. 問題の内容

自然数 m,nm, n に関する条件 p,q,rp, q, r が以下のように与えられています。
* p:m>4p: m > 4 または n>4n > 4
* q:mn>4q: mn > 4
* r:mn>42r: mn > 4^2
(1) pp の否定 p\overline{p} を選択肢から選びます。
(2) ppqq であるための何条件か、また pprr であるための何条件かを、選択肢から選びます。

2. 解き方の手順

(1) p:m>4p: m > 4 または n>4n > 4 の否定 p\overline{p} は、「m>4m > 4」の否定「m4m \leq 4」と、「n>4n > 4」の否定「n4n \leq 4」を「または」の否定である「かつ」で結んだものです。
したがって、p\overline{p}m4m \leq 4 かつ n4n \leq 4 となります。
(2) ppqq であるための条件を考えます。
p:m>4p: m > 4 または n>4n > 4
q:mn>4q: mn > 4
pqp \Rightarrow q が成り立つかどうかを考えます。
例えば、m=1,n=5m = 1, n = 5 のとき、m>4m > 4 は成り立ちませんが、n>4n > 4 は成り立つので、pp は成り立ちます。このとき、mn=15=5>4mn = 1 \cdot 5 = 5 > 4 なので、qq も成り立ちます。
一方、qpq \Rightarrow p が成り立つかどうかを考えます。
例えば、m=1,n=6m = 1, n = 6 のとき、mn=6>4mn = 6 > 4 なので、qq は成り立ちます。しかし、m>4m > 4 は成り立たず、n>4n > 4 も成り立ちます。
m=2,n=3m = 2, n = 3のとき、mn=6>4mn = 6 > 4 なので、qqは成り立ちますが、m>4m>4n>4n>4も成り立ちません。
したがって、pqp \Rightarrow q は成り立ちません。
よって、ppqq であるための十分条件ではありませんが、必要条件でもありません。
pprr であるための条件を考えます。
p:m>4p: m > 4 または n>4n > 4
r:mn>42=16r: mn > 4^2 = 16
prp \Rightarrow r が成り立つかどうかを考えます。
例えば、m=5,n=1m = 5, n = 1 のとき、m>4m > 4 は成り立つので、pp は成り立ちます。このとき、mn=51=5>16mn = 5 \cdot 1 = 5 > 16 ではないので、rr は成り立ちません。したがって、prp \Rightarrow r は成り立ちません。
rpr \Rightarrow p が成り立つかどうかを考えます。
r:mn>16r: mn > 16 ならば、m>4m > 4 または n>4n > 4 が成り立つかどうかを考えます。
mn>16mn > 16 のとき、もし m4m \leq 4 かつ n4n \leq 4 ならば、mn44=16mn \leq 4 \cdot 4 = 16 となり、mn>16mn > 16 に矛盾します。したがって、m>4m > 4 または n>4n > 4 が成り立ちます。つまり、rpr \Rightarrow p は成り立ちます。
したがって、pprr であるための必要条件であるが、十分条件ではありません。

3. 最終的な答え

(1) 1: 3
(2) 2: 4
(3) 3: 2

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## 問題の解答

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