重さ9.0Nの物体Aと3.0Nの物体Bが静止している。(1)から(4)のそれぞれの場合において、物体Aが水平面から受ける垂直抗力の大きさ$N_1$から$N_4$を求める。

応用数学力学物理垂直抗力力のつり合い
2025/7/8

1. 問題の内容

重さ9.0Nの物体Aと3.0Nの物体Bが静止している。(1)から(4)のそれぞれの場合において、物体Aが水平面から受ける垂直抗力の大きさN1N_1からN4N_4を求める。

2. 解き方の手順

物体Aに働く力は、重力、垂直抗力、そして場合によっては物体Bからの力または糸の張力です。物体Aが静止しているため、これらの力の合力はゼロになります。鉛直方向の力のつり合いを考えます。
(1)
物体Aには、重力(下向きに9.0N)と垂直抗力N1N_1(上向き)が働きます。つり合いの式は
N1=9.0NN_1 = 9.0 \text{N}
(2)
物体Aには、重力(下向きに9.0N)、物体Bからの力(下向きに3.0N)、垂直抗力N2N_2(上向き)が働きます。つり合いの式は
N2=9.0N+3.0N=12.0NN_2 = 9.0 \text{N} + 3.0 \text{N} = 12.0 \text{N}
(3)
物体Aには、重力(下向きに9.0N)、糸の張力(上向きに3.0N)、垂直抗力N3N_3(上向き)が働きます。つり合いの式は
N3+3.0N=9.0NN_3 + 3.0 \text{N} = 9.0 \text{N}
N3=9.0N3.0N=6.0NN_3 = 9.0 \text{N} - 3.0 \text{N} = 6.0 \text{N}
(4)
物体Aには、重力(下向きに9.0N)、垂直抗力N4N_4(上向き)と糸の張力(水平方向)が働きます。鉛直方向の力のつり合いのみを考慮すると、糸の張力は鉛直方向の力に影響を与えません。物体Bは鉛直下向きに重力、鉛直上向きに糸の張力を受け、定滑車によって糸の張力は変わらないので、物体Aは鉛直上向きに3.0Nの力で引かれることはありません。
N4=9.0NN_4 = 9.0 \text{N}

3. 最終的な答え

(1) N1=9.0NN_1 = 9.0 \text{N}
(2) N2=12.0NN_2 = 12.0 \text{N}
(3) N3=6.0NN_3 = 6.0 \text{N}
(4) N4=9.0NN_4 = 9.0 \text{N}

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