2つの直線 $\sqrt{3}x + y - 8 = 0$ と $x - y - 5 = 0$ のなす鋭角を求める問題です。

幾何学直線角度傾き三角比tan
2025/7/8

1. 問題の内容

2つの直線 3x+y8=0\sqrt{3}x + y - 8 = 0xy5=0x - y - 5 = 0 のなす鋭角を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの直線の傾きを求めます。
直線の式を y=ax+by = ax + b の形に変形すると、 aa が傾きになります。
* 3x+y8=0\sqrt{3}x + y - 8 = 0 を変形すると、y=3x+8y = -\sqrt{3}x + 8 となり、傾きは m1=3m_1 = -\sqrt{3} です。
* xy5=0x - y - 5 = 0 を変形すると、y=x5y = x - 5 となり、傾きは m2=1m_2 = 1 です。
2つの直線のなす角 θ\theta は、以下の式で求められます。
tanθ=m1m21+m1m2tan\theta = |\frac{m_1 - m_2}{1 + m_1m_2}|
傾きの値を代入して計算します。
tanθ=311+(3)(1)=3113=3+131tan\theta = |\frac{-\sqrt{3} - 1}{1 + (-\sqrt{3})(1)}| = |\frac{-\sqrt{3} - 1}{1 - \sqrt{3}}| = |\frac{\sqrt{3} + 1}{\sqrt{3} - 1}|
有理化するために、分子と分母に 3+1\sqrt{3} + 1 をかけます。
tanθ=(3+1)(3+1)(31)(3+1)=3+23+131=4+232=2+3tan\theta = |\frac{(\sqrt{3} + 1)(\sqrt{3} + 1)}{(\sqrt{3} - 1)(\sqrt{3} + 1)}| = |\frac{3 + 2\sqrt{3} + 1}{3 - 1}| = |\frac{4 + 2\sqrt{3}}{2}| = |2 + \sqrt{3}|
tanθ=2+3tan\theta = 2 + \sqrt{3}
これは正の値なので絶対値はそのまま外せます。
θ\thetaを求めます。
tan(75)=tan(45+30)=tan(45)+tan(30)1tan(45)tan(30)=1+13113=3+131=(3+1)231=4+232=2+3tan(75^\circ) = tan(45^\circ + 30^\circ) = \frac{tan(45^\circ) + tan(30^\circ)}{1 - tan(45^\circ)tan(30^\circ)} = \frac{1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 - \frac{1}{\sqrt{3}}} = \frac{\sqrt{3} + 1}{\sqrt{3} - 1} = \frac{(\sqrt{3}+1)^2}{3-1} = \frac{4+2\sqrt{3}}{2} = 2 + \sqrt{3}.
したがってθ=75\theta = 75^\circです。

3. 最終的な答え

75°

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