次の極方程式が表す図形を求め、図を描く問題です。 (1) $r = \frac{a}{\cos\theta}$ ($a>0$, $-\frac{\pi}{2} < \theta < \frac{\pi}{2}$) (2) $r = a\cos\theta$ ($a>0$, $-\frac{\pi}{2} \leq \theta \leq \frac{\pi}{2}$)

幾何学極座標直交座標図形直線座標変換
2025/7/11

1. 問題の内容

次の極方程式が表す図形を求め、図を描く問題です。
(1) r=acosθr = \frac{a}{\cos\theta} (a>0a>0, π2<θ<π2-\frac{\pi}{2} < \theta < \frac{\pi}{2})
(2) r=acosθr = a\cos\theta (a>0a>0, π2θπ2-\frac{\pi}{2} \leq \theta \leq \frac{\pi}{2})

2. 解き方の手順

(1) 極座標と直交座標の関係式 x=rcosθx = r\cos\theta, y=rsinθy = r\sin\theta を利用します。
r=acosθr = \frac{a}{\cos\theta} より rcosθ=ar\cos\theta = a です。
x=rcosθx = r\cos\theta なので、x=ax = a となります。
これは x=ax = a を表す直線の方程式です。
ただし、a>0a>0 かつ π2<θ<π2-\frac{\pi}{2} < \theta < \frac{\pi}{2} であるので、yy軸に平行な直線 x=ax = a で、x=ax=aかつ、yy は実数全体となります。
(2) r=acosθr = a\cos\theta の両辺に rr を掛けると、r2=arcosθr^2 = ar\cos\theta となります。
極座標と直交座標の関係式 x=rcosθx = r\cos\theta, y=rsinθy = r\sin\theta, x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 を利用すると、x2+y2=axx^2 + y^2 = ax となります。
これを変形すると、
x2ax+y2=0x^2 - ax + y^2 = 0
x2ax+(a2)2+y2=(a2)2x^2 - ax + (\frac{a}{2})^2 + y^2 = (\frac{a}{2})^2
(xa2)2+y2=(a2)2(x - \frac{a}{2})^2 + y^2 = (\frac{a}{2})^2
これは中心 (a2,0)(\frac{a}{2}, 0), 半径 a2\frac{a}{2} の円を表します。
π2θπ2-\frac{\pi}{2} \leq \theta \leq \frac{\pi}{2} なので、円全体を表します。

3. 最終的な答え

(1) x=ax = a を表す直線(ただし、a>0a>0 なので yy軸より右側)。
(2) 中心 (a2,0)(\frac{a}{2}, 0), 半径 a2\frac{a}{2} の円。

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