平行四辺形ABCDにおいて、$AB=4, BC=CA=6$が与えられている。対角線の交点をO, 辺BC, CDの中点をそれぞれM, Nとし、AMとBDの交点をG, ANとBDの交点をFとする。このとき、以下の問いに答える。 (1) OBの長さを求めよ。 (2) GFの長さを求めよ。

幾何学平行四辺形三角形対角線重心長さ
2025/7/11

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=4,BC=CA=6AB=4, BC=CA=6が与えられている。対角線の交点をO, 辺BC, CDの中点をそれぞれM, Nとし、AMとBDの交点をG, ANとBDの交点をFとする。このとき、以下の問いに答える。
(1) OBの長さを求めよ。
(2) GFの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 平行四辺形の対角線はそれぞれの中点で交わるので、OB=12BDOB = \frac{1}{2}BDである。ここで、BDBDの長さを求める。ABC\triangle ABCCDA\triangle CDAにおいて、AB=CD=4AB=CD=4, BC=DA=6BC=DA=6, CACAは共通なので、ABCCDA\triangle ABC \equiv \triangle CDAである。よって、AC=BD=6AC=BD=6となる。したがって、OB=12BD=12×6=3OB = \frac{1}{2} BD = \frac{1}{2} \times 6 = 3となる。
(2) 点GはABC\triangle ABCの重心なので、BG:GO=2:1BG:GO = 2:1である。よって、BG=23BO=23×3=2BG = \frac{2}{3}BO = \frac{2}{3} \times 3 = 2となる。
また、点FはADC\triangle ADCの重心なので、DF:FO=2:1DF:FO=2:1である。よって、DF=23DO=23×3=2DF = \frac{2}{3}DO = \frac{2}{3} \times 3 = 2となる。
したがって、GF=BDBGDF=622=2GF=BD-BG-DF=6-2-2=2となる。

3. 最終的な答え

(1) OBの長さは3
(2) GFの長さは2

「幾何学」の関連問題

4点A(-3, 2), B(2, -2), C(4, 3)と点Dを頂点とする平行四辺形があるとき、点Dの座標としてありうるものを全て求める。

座標平面平行四辺形ベクトル中点
2025/7/11

座標平面上の4点 $A(0,0)$, $B(0,1)$, $C(1,1)$, $D(1,0)$ が与えられています。 実数 $0<t<1$ に対して、線分 $AB$, $BC$, $CD$ を $t:...

座標平面内分点面積曲線の長さ積分
2025/7/11

三角形ABCにおいて、$AB=3, BC=6, CA=5$である。 (1) $\cos{\angle B}$と三角形ABCの面積を求める。 (2) 辺BCの中点をMとし、直線AMと三角形ABCの外接円...

三角形余弦定理ヘロンの公式外接円方べきの定理相似面積
2025/7/11

三角形ABCの重心をGとし、直線AGと辺BCの交点をDとする。このとき、三角形BDGの面積と三角形ABCの面積の比を求める問題です。ただし、問題文には$\frac{\triangle BDGの面積}{...

三角形重心面積比中線相似
2025/7/11

二つの問題があります。 (1) 直線 $l$ は円 $O$ と円 $O'$ の共通接線であるとき、$x$ の値を求めよ。円 $O$ の半径は6, 円 $O'$ の半径は2である。 (2) 直線 $AB...

接線三平方の定理方べきの定理
2025/7/11

円に内接する四角形ABCDがあり、点Aにおける円の接線をlとする。$\angle DAB = 42^\circ$ 、$\angle DBA = 25^\circ$であるとき、$\angle BCD$の...

四角形接弦定理円周角の定理
2025/7/11

四角形ABCDは円に内接しており、点Aにおける円の接線を$l$とする。$\angle DAB = 42^\circ$、$\angle ABD = 25^\circ$ のとき、$\angle BCD$ ...

四角形接弦定理円周角の定理
2025/7/11

三角形ABCにおいて、$BC=4$, $CA=5$, $\cos{C} = \frac{\sqrt{3}}{2}$であるとき、三角形ABCの面積を求める。

三角形面積三角比余弦定理
2025/7/11

円に内接する四角形ABCDがあり、点Aにおける円の接線をlとします。$\angle DAB = 42^\circ$、$\angle DBA = 25^\circ$であるとき、$\angle BCD$の...

四角形接弦定理円周角の定理角度
2025/7/11

三角形ABCにおいて、辺BCを3:4に内分する点をP、辺CAを2:3に内分する点をQとする。線分APとBQの交点をRとする。このとき、AR:RPとBR:RQの比を求める。

ベクトル内分三角形
2025/7/11