4点A(-3, 2), B(2, -2), C(4, 3)と点Dを頂点とする平行四辺形があるとき、点Dの座標としてありうるものを全て求める。

幾何学座標平面平行四辺形ベクトル中点
2025/7/11

1. 問題の内容

4点A(-3, 2), B(2, -2), C(4, 3)と点Dを頂点とする平行四辺形があるとき、点Dの座標としてありうるものを全て求める。

2. 解き方の手順

平行四辺形の性質として、対角線の中点が一致することが挙げられる。したがって、考えられる平行四辺形は、ABCD, ABDC, ADBCの3通りである。
各々の場合について、点Dの座標を求める。
(i) 平行四辺形ABCDの場合
対角線ACの中点とBDの中点が一致するので、
3+42=2+x2\frac{-3+4}{2} = \frac{2+x}{2}
2+32=2+y2\frac{2+3}{2} = \frac{-2+y}{2}
これを解くと、
1=2+x1 = 2+x より x=1x = -1
5=2+y5 = -2+y より y=7y = 7
したがって、D(-1, 7)
(ii) 平行四辺形ABDCの場合
対角線ADの中点とBCの中点が一致するので、
3+x2=2+42\frac{-3+x}{2} = \frac{2+4}{2}
2+y2=2+32\frac{2+y}{2} = \frac{-2+3}{2}
これを解くと、
3+x=6-3+x = 6 より x=9x = 9
2+y=12+y = 1 より y=1y = -1
したがって、D(9, -1)
(iii) 平行四辺形ADBCの場合
対角線ABの中点とDCの中点が一致するので、
3+22=4+x2\frac{-3+2}{2} = \frac{4+x}{2}
2+(2)2=3+y2\frac{2+(-2)}{2} = \frac{3+y}{2}
これを解くと、
1=4+x-1 = 4+x より x=5x = -5
0=3+y0 = 3+y より y=3y = -3
したがって、D(-5, -3)

3. 最終的な答え

D(-1, 7), (9, -1), (-5, -3)

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