三角形ABCにおいて、$AB=3, BC=6, CA=5$である。 (1) $\cos{\angle B}$と三角形ABCの面積を求める。 (2) 辺BCの中点をMとし、直線AMと三角形ABCの外接円の交点でAでない方をDとする。MDの長さを求め、点Dを通り辺BCに垂直な直線と辺ACの交点をEとするとき、$AE$の長さを求める。

幾何学三角形余弦定理ヘロンの公式外接円方べきの定理相似面積
2025/7/11

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=3,BC=6,CA=5AB=3, BC=6, CA=5である。
(1) cosB\cos{\angle B}と三角形ABCの面積を求める。
(2) 辺BCの中点をMとし、直線AMと三角形ABCの外接円の交点でAでない方をDとする。MDの長さを求め、点Dを通り辺BCに垂直な直線と辺ACの交点をEとするとき、AEAEの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理より、
cosB=AB2+BC2CA22ABBC=32+6252236=9+362536=2036=59\cos{\angle B} = \frac{AB^2 + BC^2 - CA^2}{2 \cdot AB \cdot BC} = \frac{3^2 + 6^2 - 5^2}{2 \cdot 3 \cdot 6} = \frac{9 + 36 - 25}{36} = \frac{20}{36} = \frac{5}{9}
ヘロンの公式より、三角形ABCの面積を求める。
s=3+6+52=7s = \frac{3+6+5}{2} = 7
S=s(sa)(sb)(sc)=7(76)(75)(73)=7124=56=214S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)} = \sqrt{7(7-6)(7-5)(7-3)} = \sqrt{7 \cdot 1 \cdot 2 \cdot 4} = \sqrt{56} = 2\sqrt{14}
(2) MはBCの中点なので、BM=MC=62=3BM = MC = \frac{6}{2} = 3
方べきの定理より、AMMD=BMMCAM \cdot MD = BM \cdot MC
AMAMを求める。
ABM\triangle ABMにおいて、余弦定理より、
AM2=AB2+BM22ABBMcosB=32+3223359=9+910=8AM^2 = AB^2 + BM^2 - 2 \cdot AB \cdot BM \cdot \cos{\angle B} = 3^2 + 3^2 - 2 \cdot 3 \cdot 3 \cdot \frac{5}{9} = 9+9-10=8
AM=8=22AM = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
22MD=33=92\sqrt{2} \cdot MD = 3 \cdot 3 = 9
MD=922=924MD = \frac{9}{2\sqrt{2}} = \frac{9\sqrt{2}}{4}
MAB\triangle MABMCD\triangle MCDが相似である。
AEEC=AMMC\frac{AE}{EC} = \frac{AM}{MC}
AE5AE=AMMC=223\frac{AE}{5-AE} = \frac{AM}{MC} = \frac{2\sqrt{2}}{3}
3AE=(5AE)22=10222AE3AE = (5-AE)2\sqrt{2} = 10\sqrt{2} - 2\sqrt{2}AE
(3+22)AE=102(3+2\sqrt{2})AE = 10\sqrt{2}
AE=1023+22=102(322)(3+22)(322)=3024098=302402.426AE = \frac{10\sqrt{2}}{3+2\sqrt{2}} = \frac{10\sqrt{2}(3-2\sqrt{2})}{(3+2\sqrt{2})(3-2\sqrt{2})} = \frac{30\sqrt{2}-40}{9-8} = 30\sqrt{2}-40 \approx 2.426
ADEABC\triangle ADE \sim \triangle ABC

3. 最終的な答え

(1) cosB=59\cos{\angle B} = \frac{5}{9}, ABC\triangle ABCの面積は2142\sqrt{14}
(2) MD=924MD = \frac{9\sqrt{2}}{4}, AE=1023+22=30240AE = \frac{10\sqrt{2}}{3+2\sqrt{2}} = 30\sqrt{2}-40
したがって、空欄にあてはまる数は、それぞれ
28:5
29:9
30:2
31:14
32:
33:9
34:2
35:4
36:40-30√2を計算すると、計算があわない。
37:
38:
39:
AE:EC=AM:MC=22:3AE:EC = AM:MC = 2\sqrt2:3
AE=223+225=102(322)1=30240AE = \frac{2\sqrt2}{3+2\sqrt2} * 5 = \frac{10\sqrt2(3-2\sqrt2)}{1} = 30\sqrt2 -40
36:30
37:√2
38:
39: 5-AE

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