円に内接する四角形ABCDがあり、点Aにおける円の接線をlとします。$\angle DAB = 42^\circ$、$\angle DBA = 25^\circ$であるとき、$\angle BCD$の大きさを求める問題です。

幾何学四角形接弦定理円周角の定理角度
2025/7/11

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDがあり、点Aにおける円の接線をlとします。DAB=42\angle DAB = 42^\circDBA=25\angle DBA = 25^\circであるとき、BCD\angle BCDの大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、接弦定理よりDAB=BCA=42\angle DAB = \angle BCA = 42^\circとなります。
ADB=ACB=42\angle ADB = \angle ACB = 42^\circ (円周角の定理)
三角形ADBにおいて、
ABD=25\angle ABD = 25^{\circ}
DAB=42\angle DAB = 42^{\circ}
なので、
ADB=1802542=113\angle ADB = 180^{\circ} - 25^{\circ} - 42^{\circ} = 113^{\circ}
四角形ABCDは円に内接しているので、対角の和は180180^\circです。
したがって、DAB+BCD=180\angle DAB + \angle BCD = 180^{\circ}
またADB=ACB=42\angle ADB=\angle ACB = 42^\circ
したがって、BCD=180BAD\angle BCD = 180^\circ - \angle BAD
BAD=BAD=180BCD\angle BAD = \angle BAD = 180^\circ - \angle BCD
BAC=1804225BCD\angle BAC = 180^\circ - 42^\circ - 25^\circ - \angle BCD
円に内接する四角形ABCDにおいて、BAD+BCD=180\angle BAD+\angle BCD=180^\circが成り立ちます。
また、接弦定理よりDAB=42\angle DAB = 42^\circです。
よって、BCA=DAB=42\angle BCA= \angle DAB = 42^\circです。
三角形ABDにおいて、ADB=180DABABD=1804225=113\angle ADB = 180^\circ - \angle DAB - \angle ABD = 180^\circ - 42^\circ - 25^\circ = 113^\circ
円周角の定理よりACB=ADB=113\angle ACB= \angle ADB = 113^{\circ}
BAD+BCD=180\angle BAD + \angle BCD = 180^\circより、BAD=180BCD\angle BAD = 180^\circ - \angle BCDです。
BAC=BCA\angle BAC = \angle BCA
円周角の定理よりACB=25\angle ACB=25
ここでDAB=42\angle DAB=42^\circ, DBA=25\angle DBA=25^\circなので、三角形ABDに着目します。
三角形ABDの内角の和は180180^\circなので、ADB=1804225=113\angle ADB = 180^\circ - 42^\circ - 25^\circ = 113^\circです。
円周角の定理よりACB=ADB=113\angle ACB= \angle ADB = 113^\circ です。
また接弦定理よりCAD=CBA=25\angle CAD= \angle CBA = 25^\circ です。
BCD+BAD=180\angle BCD + \angle BAD=180^\circなので、BCD+BAC+CAD=180\angle BCD + \angle BAC+ \angle CAD=180^\circ
従って
BCD=180BAD=180(42+25)=18067\angle BCD = 180^{\circ} - \angle BAD = 180^{\circ} - (42^{\circ} + 25^{\circ}) = 180^\circ - 67^\circ
BCD=113\angle BCD =113^{\circ}

3. 最終的な答え

113

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