三角形ABCにおいて、以下の問いに答える。 (1) $b=10$, $A=60^\circ$, $C=75^\circ$ のとき、$a$と外接円の半径$R$を求める。 (2) $a=7$, $b=5$, $c=8$ のとき、$A$を求める。 (3) $a=5$, $c=7$, $C=120^\circ$ のとき、三角形ABCの面積を求める。

幾何学三角形正弦定理余弦定理三角比面積
2025/7/11

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、以下の問いに答える。
(1) b=10b=10, A=60A=60^\circ, C=75C=75^\circ のとき、aaと外接円の半径RRを求める。
(2) a=7a=7, b=5b=5, c=8c=8 のとき、AAを求める。
(3) a=5a=5, c=7c=7, C=120C=120^\circ のとき、三角形ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、BBの角度を求める。三角形の内角の和は180180^\circなので、
B=180AC=1806075=45B = 180^\circ - A - C = 180^\circ - 60^\circ - 75^\circ = 45^\circ
正弦定理より、asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} であるから、
asin60=10sin45\frac{a}{\sin 60^\circ} = \frac{10}{\sin 45^\circ}
a=10sin60sin45=103222=1032=56a = \frac{10 \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{10 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{10\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = 5\sqrt{6}
外接円の半径RRは、正弦定理より bsinB=2R\frac{b}{\sin B} = 2R なので、
R=b2sinB=102sin45=10222=102=52R = \frac{b}{2\sin B} = \frac{10}{2\sin 45^\circ} = \frac{10}{2 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{10}{\sqrt{2}} = 5\sqrt{2}
(2)
余弦定理より、a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos A なので、
72=52+82258cosA7^2 = 5^2 + 8^2 - 2 \cdot 5 \cdot 8 \cos A
49=25+6480cosA49 = 25 + 64 - 80 \cos A
80cosA=25+6449=4080 \cos A = 25 + 64 - 49 = 40
cosA=4080=12\cos A = \frac{40}{80} = \frac{1}{2}
よって、A=60A = 60^\circ
(3)
三角形の面積SSは、S=12acsinCS = \frac{1}{2}ac\sin C で求められる。
S=1257sin120=125732=3534S = \frac{1}{2} \cdot 5 \cdot 7 \cdot \sin 120^\circ = \frac{1}{2} \cdot 5 \cdot 7 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{35\sqrt{3}}{4}

3. 最終的な答え

(1) a=56a = 5\sqrt{6}, R=52R = 5\sqrt{2}
(2) A=60A = 60^\circ
(3) 面積: 3534\frac{35\sqrt{3}}{4}

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