2つの平面 $3x + \sqrt{2}y + z - 6 = 0$ と $x + \sqrt{2}y + z - 5 = 0$ のなす角を求めます。

幾何学平面ベクトル法線ベクトル内積角度
2025/7/11
## 問17

1. 問題の内容

2つの平面 3x+2y+z6=03x + \sqrt{2}y + z - 6 = 0x+2y+z5=0x + \sqrt{2}y + z - 5 = 0 のなす角を求めます。

2. 解き方の手順

2つの平面の法線ベクトルをそれぞれ n1\vec{n_1}n2\vec{n_2} とすると、それぞれの成分は平面の方程式の係数から読み取れます。
n1=(3,2,1)\vec{n_1} = (3, \sqrt{2}, 1)
n2=(1,2,1)\vec{n_2} = (1, \sqrt{2}, 1)
2つの平面のなす角を θ\theta とすると、
cosθ=n1n2n1n2\cos\theta = \frac{\vec{n_1} \cdot \vec{n_2}}{|\vec{n_1}||\vec{n_2}|}
で計算できます。
まず内積 n1n2\vec{n_1} \cdot \vec{n_2} を計算します。
n1n2=(3)(1)+(2)(2)+(1)(1)=3+2+1=6\vec{n_1} \cdot \vec{n_2} = (3)(1) + (\sqrt{2})(\sqrt{2}) + (1)(1) = 3 + 2 + 1 = 6
次に、各ベクトルの大きさを計算します。
n1=32+(2)2+12=9+2+1=12=23|\vec{n_1}| = \sqrt{3^2 + (\sqrt{2})^2 + 1^2} = \sqrt{9 + 2 + 1} = \sqrt{12} = 2\sqrt{3}
n2=12+(2)2+12=1+2+1=4=2|\vec{n_2}| = \sqrt{1^2 + (\sqrt{2})^2 + 1^2} = \sqrt{1 + 2 + 1} = \sqrt{4} = 2
したがって、
cosθ=6232=643=323=32\cos\theta = \frac{6}{2\sqrt{3} \cdot 2} = \frac{6}{4\sqrt{3}} = \frac{3}{2\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{2}
cosθ=32\cos\theta = \frac{\sqrt{3}}{2} となる θ\thetaθ=π6\theta = \frac{\pi}{6} (または 3030^\circ)です。

3. 最終的な答え

π6\frac{\pi}{6} (または 3030^\circ
## 問18

1. 問題の内容

2つの平面 x+2y+kz3=0x + 2y + kz - 3 = 0x+(k+2)y3z5=0x + (k+2)y - 3z - 5 = 0 が垂直になるように定数 kk の値を定めます。

2. 解き方の手順

2つの平面が垂直である条件は、それぞれの法線ベクトルの内積が0になることです。
それぞれの法線ベクトルは、
n1=(1,2,k)\vec{n_1} = (1, 2, k)
n2=(1,k+2,3)\vec{n_2} = (1, k+2, -3)
n1n2=0\vec{n_1} \cdot \vec{n_2} = 0 であればよいので、
(1)(1)+(2)(k+2)+(k)(3)=0(1)(1) + (2)(k+2) + (k)(-3) = 0
1+2k+43k=01 + 2k + 4 - 3k = 0
k+5=0-k + 5 = 0
k=5k = 5

3. 最終的な答え

k=5k = 5

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