2つの直線の方程式が与えられており、それらのなす角を求める問題です。 直線の方程式はそれぞれ、 $\frac{x+1}{2} = \frac{y-1}{-6} = \frac{z-3}{2\sqrt{2}}$ $\frac{x+3}{-1} = \frac{y+2}{2} = \frac{z-1}{-\sqrt{2}}$ で表されています。

幾何学空間ベクトル直線のなす角内積
2025/7/11

1. 問題の内容

2つの直線の方程式が与えられており、それらのなす角を求める問題です。
直線の方程式はそれぞれ、
x+12=y16=z322\frac{x+1}{2} = \frac{y-1}{-6} = \frac{z-3}{2\sqrt{2}}
x+31=y+22=z12\frac{x+3}{-1} = \frac{y+2}{2} = \frac{z-1}{-\sqrt{2}}
で表されています。

2. 解き方の手順

2つの直線の方向ベクトルをそれぞれa,b\vec{a}, \vec{b}とします。
1つ目の直線の方程式から、a=(2,6,22)\vec{a} = (2, -6, 2\sqrt{2})
2つ目の直線の方程式から、b=(1,2,2)\vec{b} = (-1, 2, -\sqrt{2})
2つの直線のなす角をθ\thetaとすると、
cosθ=abab\cos \theta = \frac{|\vec{a} \cdot \vec{b}|}{|\vec{a}| |\vec{b}|}
で与えられます。
まず、ab\vec{a} \cdot \vec{b}を計算します。
ab=(2)(1)+(6)(2)+(22)(2)=2124=18\vec{a} \cdot \vec{b} = (2)(-1) + (-6)(2) + (2\sqrt{2})(-\sqrt{2}) = -2 - 12 - 4 = -18
次に、a|\vec{a}|を計算します。
a=22+(6)2+(22)2=4+36+8=48=43|\vec{a}| = \sqrt{2^2 + (-6)^2 + (2\sqrt{2})^2} = \sqrt{4 + 36 + 8} = \sqrt{48} = 4\sqrt{3}
次に、b|\vec{b}|を計算します。
b=(1)2+22+(2)2=1+4+2=7|\vec{b}| = \sqrt{(-1)^2 + 2^2 + (-\sqrt{2})^2} = \sqrt{1 + 4 + 2} = \sqrt{7}
したがって、
cosθ=18437=18421=9221=921221=32114\cos \theta = \frac{|-18|}{4\sqrt{3} \sqrt{7}} = \frac{18}{4\sqrt{21}} = \frac{9}{2\sqrt{21}} = \frac{9\sqrt{21}}{2 \cdot 21} = \frac{3\sqrt{21}}{14}
θ=arccos(32114)\theta = \arccos \left( \frac{3\sqrt{21}}{14} \right)
問題文の意図を考えると、なす角がπ2\frac{\pi}{2}に近いかどうかを判断する必要があるかもしれません。
cosπ2=0\cos \frac{\pi}{2} = 0 であり、32114\frac{3\sqrt{21}}{14} は0に近い値ではありません。
32114\frac{3\sqrt{21}}{14}という値は特殊な角度ではないので、arccos\arccosの値として答えれば良いでしょう。
cosθ=32114\cos\theta = \frac{3\sqrt{21}}{14}

3. 最終的な答え

arccos(32114)\arccos\left(\frac{3\sqrt{21}}{14}\right)

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