命題「($p$ または $q$) $\Rightarrow$ $r$」が真であるとき、以下の5つの命題の真偽を判定する問題です。 (1) $p$ $\Rightarrow$ $\overline{r}$ (2) $\overline{r}$ $\Rightarrow$ $\overline{p}$ (3) ($p$ かつ $q$) $\Rightarrow$ $r$ (4) $\overline{r}$ $\Rightarrow$ ($\overline{p}$ かつ $\overline{q}$) (5) $r$ $\Rightarrow$ ($p$ または $q$)
2025/7/8
1. 問題の内容
命題「( または ) 」が真であるとき、以下の5つの命題の真偽を判定する問題です。
(1)
(2)
(3) ( かつ )
(4) ( かつ )
(5) ( または )
2. 解き方の手順
まず、与えられた命題「( または ) 」が真であることから、 または が真ならば、 は必ず真であるということがわかります。
また、対偶も真であるため、 が真です。これはド・モルガンの法則により ( かつ ) と同値です。
(1)
与えられた命題「( または ) 」が真であっても、 が真であるとき が真であるとは限りません。例えば、 が真で が偽の場合、 または は真なので、 は真になります。したがって、 は偽となり、 は偽です。
(2)
が真ならば、 かつ が真なので、 は真です。よって、 は真です。
(3) ( かつ )
かつ が真ならば、 も も真なので、 または は真です。したがって、 は真です。よって、( かつ ) は真です。
(4) ( かつ )
これは与えられた命題の対偶である と同値であり、 ( かつ )と表せます。与えられた命題が真なので、その対偶も真です。
(5) ( または )
が真であっても、 または が真であるとは限りません。もし、 も も偽である場合、 または は偽となります。しかし、 が真であることは可能です。したがって、 ( または )は偽です。
もし「 ( または )」が偽なら、が真で( または )が偽の場合が存在する。しかし、( または )が偽なら、もも偽。これは「( または ) 」が真であることに矛盾する。
したがって、 ( または )は真です。
3. 最終的な答え
(1) ×
(2) 〇
(3) 〇
(4) 〇
(5) 〇