「$a \neq b$」は「$ax \neq bx$」であるための何条件かを選択肢から選びます。選択肢は、必要十分条件、必要条件だが十分条件ではない、必要条件でも十分条件でもない、十分条件だが必要条件ではない、わからない、の5つです。

代数学必要十分条件不等式条件論理
2025/7/8

1. 問題の内容

aba \neq b」は「axbxax \neq bx」であるための何条件かを選択肢から選びます。選択肢は、必要十分条件、必要条件だが十分条件ではない、必要条件でも十分条件でもない、十分条件だが必要条件ではない、わからない、の5つです。

2. 解き方の手順

まず、aba \neq b ならば axbxax \neq bx が成り立つかどうかを検討します。
aba \neq b のとき、
ax=bxax = bx ということは、(ab)x=0(a - b)x = 0 と変形できます。
aba \neq b より ab0a - b \neq 0 なので、x=0x = 0 であれば (ab)x=0(a-b)x = 0 は成り立ちます。
つまり、もし x=0x=0 ならば、aba \neq b でも ax=bx=0ax=bx=0 が成り立ちます。
したがって、aba \neq b ならば axbxax \neq bx は常に成り立つわけではないので、十分条件ではありません。
次に、axbxax \neq bx ならば aba \neq b が成り立つかどうかを検討します。
axbxax \neq bx であるとき、axbx0ax - bx \neq 0 となり、(ab)x0(a - b)x \neq 0 と変形できます。
x0x \neq 0 であれば、ab0a - b \neq 0 となり、aba \neq b が成り立ちます。
もし x=0x=0 であれば、常に ax=bx=0ax=bx=0 となってしまい、axbxax \neq bx が成立しないので、x0x \neq 0 である必要があります。
したがって、axbxax \neq bx ならば aba \neq b は成り立ちます。
なぜなら、axbxax \neq bx ならば、x0x \neq 0 であり、(ab)x0(a-b)x \neq 0 となり、ab0a-b \neq 0、つまり aba \neq b が導かれるからです。
よって、axbxax \neq bxaba \neq b であるための必要条件です。
結論として、aba \neq baxbxax \neq bx であるための十分条件ではないが、必要条件です。したがって、aba \neq baxbxax \neq bx であるための十分条件であるが、必要条件ではない、が正しくなります。

3. 最終的な答え

4

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