$a$ は正の定数であるとき、関数 $y = -x^2 + 2x + 1$ の $0 \leq x \leq a$ における最大値を求める。

代数学二次関数最大値平方完成場合分け
2025/7/8

1. 問題の内容

aa は正の定数であるとき、関数 y=x2+2x+1y = -x^2 + 2x + 10xa0 \leq x \leq a における最大値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=x2+2x+1=(x22x)+1=(x22x+11)+1=(x1)2+1+1=(x1)2+2y = -x^2 + 2x + 1 = -(x^2 - 2x) + 1 = -(x^2 - 2x + 1 - 1) + 1 = -(x-1)^2 + 1 + 1 = -(x-1)^2 + 2
したがって、y=(x1)2+2y = -(x-1)^2 + 2 となります。これは、頂点が (1,2)(1, 2) で、上に凸な放物線です。
次に、定義域 0xa0 \leq x \leq a における最大値を考えます。
* 0<a<10 < a < 1 のとき、区間 [0,a][0, a]xx が大きくなるほど yy も大きくなるので、x=ax = a で最大値をとります。
最大値は y=a2+2a+1y = -a^2 + 2a + 1 です。
* a=1a = 1 のとき、x=1x = 1 で最大値をとります。
最大値は y=2y = 2 です。
* 1<a1 < a のとき、軸 x=1x = 1 が区間 [0,a][0, a] に含まれるので、x=1x = 1 で最大値をとります。
最大値は y=2y = 2 です。
場合分けをまとめると、
* 0<a10 < a \leq 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
* 1<a1 < a のとき、最大値は 22

3. 最終的な答え

0<a10 < a \leq 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
1<a1 < a のとき、最大値は 22