まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2−4x+1=(x−2)2−4+1=(x−2)2−3 この関数のグラフは下に凸の放物線で、軸は x=2 です。 定義域は 0≤x≤a です。 軸の位置と定義域の端点の位置関係によって、最大値を取る場所が変わります。場合分けをして考えます。
(i) 0<a<2 のとき: 定義域は 0≤x≤a であり、軸 x=2 は定義域の外にあります。 この場合、定義域の左端 x=0 で最大値を取ります。 y(0)=02−4(0)+1=1 したがって、最大値は1です。
定義域は 0≤x≤2 であり、軸 x=2 は定義域の右端にあります。 この場合も、定義域の左端 x=0 で最大値を取ります。 y(0)=02−4(0)+1=1 したがって、最大値は1です。
定義域は 0≤x≤a であり、軸 x=2 は定義域の中にあります。 この場合、定義域の左端 x=0 と右端 x=a のどちらかで最大値を取ります。 y(a)=a2−4a+1 y(a)>y(0) となるのは a2−4a+1>1、すなわち a2−4a>0、a(a−4)>0 のときです。 a>2 より、a−4>0、つまり a>4 のとき、y(a)>y(0) となります。 したがって、2<a≤4 のとき、最大値は1であり、a>4 のとき、最大値は a2−4a+1 です。 まとめると、
0<a≤4 のとき、最大値は1です。 a>4 のとき、最大値は a2−4a+1 です。