以下の2つの命題の真偽を判定し、正しい組み合わせを選択します。 (1) $n$を整数として、$n$が偶数ならば、$n^2$も偶数である。 (2) $a, b$を実数として、$a^2 + b^2 = 0$ ならば、$ab \neq 0$である。

代数学命題真偽整数の性質実数
2025/7/8

1. 問題の内容

以下の2つの命題の真偽を判定し、正しい組み合わせを選択します。
(1) nnを整数として、nnが偶数ならば、n2n^2も偶数である。
(2) a,ba, bを実数として、a2+b2=0a^2 + b^2 = 0 ならば、ab0ab \neq 0である。

2. 解き方の手順

(1) nnが偶数のとき、n=2kn = 2kkkは整数)と表せます。すると、n2=(2k)2=4k2=2(2k2)n^2 = (2k)^2 = 4k^2 = 2(2k^2)となり、2k22k^2は整数なので、n2n^2も偶数です。よって、命題(1)は真です。
(2) a2+b2=0a^2 + b^2 = 0であり、aabbは実数であることから、a20a^2 \geq 0かつb20b^2 \geq 0です。したがって、a2+b2=0a^2 + b^2 = 0が成り立つのは、a2=0a^2 = 0かつb2=0b^2 = 0のとき、つまり、a=0a = 0かつb=0b = 0のときだけです。このとき、ab=0×0=0ab = 0 \times 0 = 0となります。したがって、a2+b2=0a^2 + b^2 = 0 ならば、ab=0ab = 0であり、ab0ab \neq 0ではありません。よって、命題(2)は偽です。
したがって、命題(1)は真で、命題(2)は偽です。

3. 最終的な答え

1 (1)真 (2)偽

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