1. 問題の内容
3次方程式 の実数解の個数と、それぞれの符号を調べます。
2. 解き方の手順
まず、関数 を定義します。この関数のグラフを描き、x軸との交点の数を調べることで、実数解の個数を求めることができます。
1. 導関数を計算します。
2. $f'(x) = 0$ となる $x$ を求めます。
より、
3. 増減表を作成します。
| x | ... | -2 | ... | 1 | ... |
| :----- | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- |
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | ↑ | 極大 | ↓ | 極小 | ↑ |
4. 極大値と極小値を計算します。
5. グラフの概形を考えます。
のとき
のとき
極大値が (), 極小値が () であり、 は3次関数なので、軸と3回交わることがわかります。つまり、実数解は3個です。
6. $f(0) = -2 < 0$ であることから、実数解は、負、正、正 であることがわかります。
7. $f(-3) = 2(-3)^3 + 3(-3)^2 -12(-3) -2 = -54 + 27 + 36 -2 = 7 > 0$ なので、負の解は$-3$と$-2$の間にあります。
3. 最終的な答え
実数解の個数は3個です。
符号は、負1個、正2個です。