1. 問題の内容
2次関数 の における値域を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、与えられた2次関数を平方完成する。
この2次関数の軸は であり、下に凸の放物線である。
定義域は である。
軸 は定義域に含まれない。
のとき、
が に近づくとき、 は に近づく。
したがって、のときの値は13ではない。
定義域 において、軸 から最も遠い点は が に近いときであり、最も近い点は である。
したがって、 が に近づくとき、 は に近づき、 のとき、 となる。
定義域内で関数の値は連続的に変化するため、値域は を含まない。
したがって、値域は から に近い範囲であり、 のとき であることから、の最大値は-2である。
最小値は軸で、なので、となる。ただし、は定義域外であるため、この値は範囲には含まれない。
定義域 において、グラフは軸から離れるほど が大きくなるので、 に近づくほど は大きくなるが、 は定義域に含まれないので、上限はより小さくなる。 のとき、である。
したがって、値域は との間に入る値を取るので、最小値はではない。
のときなので、の最大値は-2である。
で、がに近づくとき、は に近づく。したがって、の取りうる値は以上、未満になる。軸は、なので、最小値は-3となる。
を代入すると
を代入すると
したがって、値域は のとき となることがなく、 は成り立つ。
において、 は単調減少ではないので、 とはならない。
定義域は である。のとき、。よって、。
のとき、。よって、。
より、のときとなる。
しかし、は定義域に入らないので、はになりえない。
のとりうる値の範囲は、 が最小値で、 が上限となる。ただし、が含まれていないので、 は になれない。またのとき。軸は のとき 。
したがって、 であり、 を含み、となる。