2次関数 $y = -2x^2 - 4x + 6$ の定義域が $-2 \le x < 1$ であるとき、この関数の値域を求めよ。

代数学二次関数値域平方完成放物線
2025/7/8

1. 問題の内容

2次関数 y=2x24x+6y = -2x^2 - 4x + 6 の定義域が 2x<1-2 \le x < 1 であるとき、この関数の値域を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=2x24x+6=2(x2+2x)+6=2(x2+2x+11)+6=2((x+1)21)+6=2(x+1)2+2+6=2(x+1)2+8y = -2x^2 - 4x + 6 = -2(x^2 + 2x) + 6 = -2(x^2 + 2x + 1 - 1) + 6 = -2((x+1)^2 - 1) + 6 = -2(x+1)^2 + 2 + 6 = -2(x+1)^2 + 8
したがって、y=2(x+1)2+8y = -2(x+1)^2 + 8 となります。
この2次関数のグラフは上に凸な放物線で、頂点の座標は (1,8)(-1, 8) です。
次に、定義域 2x<1-2 \le x < 1 における関数の値を考えます。
x=2x = -2 のとき、 y=2(2+1)2+8=2(1)2+8=2(1)+8=2+8=6y = -2(-2+1)^2 + 8 = -2(-1)^2 + 8 = -2(1) + 8 = -2 + 8 = 6
x=1x = 1 のとき、 y=2(1+1)2+8=2(2)2+8=2(4)+8=8+8=0y = -2(1+1)^2 + 8 = -2(2)^2 + 8 = -2(4) + 8 = -8 + 8 = 0
頂点の xx 座標である x=1x=-1 は定義域 2x<1-2 \le x < 1 に含まれており、そのときの yy の値は 88 です。
xx2-2 から 1-1 に増加するにつれて、yy の値は 66 から 88 に増加します。
xx1-1 から 11 に増加するにつれて、yy の値は 88 から 00 に減少します。
ただし、x<1x < 1 であるので、x=1x=1 のときの値 y=0y=0 は含まれません。
したがって、x=1x=1 に限りなく近いときの yy の値は、00 に限りなく近い値になります。
定義域 2x<1-2 \le x < 1 における yy の最大値は 88 (頂点) で、最小値は 00 に限りなく近い値です。
したがって、値域は 0<y80 < y \le 8 となります。

3. 最終的な答え

0<y80 < y \le 8

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