$\sqrt{n^2 + 35}$ が自然数となるような自然数 $n$ を全て求める問題です。

代数学平方根整数問題因数分解方程式
2025/7/8

1. 問題の内容

n2+35\sqrt{n^2 + 35} が自然数となるような自然数 nn を全て求める問題です。

2. 解き方の手順

n2+35\sqrt{n^2 + 35} が自然数であるということは、n2+35n^2 + 35 がある自然数の2乗になるということです。
そこで、n2+35=m2n^2 + 35 = m^2 となる自然数 mm が存在すると考えます。この式を変形すると、
m2n2=35m^2 - n^2 = 35
(m+n)(mn)=35(m+n)(m-n) = 35
mmnnは自然数なので、m+nm+nmnm-nも整数です。また、m+n>0m+n > 0なので、mn>0m-n > 0である必要があります。
35を2つの正の整数の積で表す方法は、
35=35×1=7×535 = 35 \times 1 = 7 \times 5
の2通りです。
(1) m+n=35m+n = 35 かつ mn=1m-n = 1 のとき
2つの式を足し合わせると、2m=362m = 36となり、m=18m = 18です。
n=35m=3518=17n = 35 - m = 35 - 18 = 17となります。
(2) m+n=7m+n = 7 かつ mn=5m-n = 5 のとき
2つの式を足し合わせると、2m=122m = 12となり、m=6m = 6です。
n=7m=76=1n = 7 - m = 7 - 6 = 1となります。
したがって、n=17n=17n=1n=1が求める自然数です。

3. 最終的な答え

n=1,17n = 1, 17

「代数学」の関連問題

問題は2つあります。 1つ目は、次の3次式を因数分解することです。 (1) $x^3 - x^2 - 4x + 4$ (2) $x^3 - 2x^2 - 5x + 6$ 2つ目は、次の2次方程式を解く...

因数分解三次式二次方程式解の公式
2025/7/9

A, B, C, Dを n 次正方行列とするとき、以下の二つの等式を示す。 (1) $\begin{vmatrix} A & B \\ B & A \end{vmatrix} = |A+B||A-B|...

線形代数行列式正方行列ブロック行列行列の演算
2025/7/9

初項が3、公差が-6である等差数列について、以下の2つの問題を解きます。 (1) 第8項を求める。 (2) 初項から第8項までの和を求める。

等差数列数列公式
2025/7/9

複素数 $z = 1 + \sqrt{3}i$ と $w = i$ が与えられたとき、複素数 $zw$, $\frac{z}{w}$, $\frac{w}{z}$ を極形式で表す。

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/7/9

複素数 $z = 1 + \sqrt{3}i$ と $w = i$ が与えられています。この問題で何をするのか、具体的な指示がありません。問題文が不完全である可能性があります。ここでは、$z$ と $...

複素数極形式複素平面
2025/7/9

$x$, $y$ が次の4つの不等式を同時に満たすとき、$x+y$ の最大値と最小値を求めます。 $x \geq 0$, $y \geq 0$, $2x+y \leq 10$, $2x-3y \geq...

不等式線形計画法最大値最小値グラフ
2025/7/9

2つの $2 \times 2$ 行列 $A = \begin{bmatrix} a & b \\ c & d \end{bmatrix}$ と $B = \begin{bmatrix} e & f ...

行列行列式線形代数正則行列
2025/7/9

$n$ を正整数とし、多項式 $P(x)$ を $P(x) = (x+1)(x+2)^n$ と定める。 (1) $P(x)$ を $x-1$ で割った余りを求めよ。 (2) $(x+2)^n$ を $...

多項式剰余の定理微分因数分解
2025/7/9

複素数 $z = 1 + i$ と $w = \sqrt{3} + i$ が与えられたとき、$zw$, $\frac{z}{w}$, $\frac{w}{z}$ を極形式で表す。

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/7/9

$(\sqrt{5} - \sqrt{2})^2$ を計算する問題です。

平方根式の展開計算
2025/7/9