まず、f(x) を平方完成します。 f(x)=(x−3)2+2 軸は x=3 であり、下に凸な放物線です。定義域 a≤x≤a+2 と 1<a<2 より、3<a+2<4 です。 したがって、軸 x=3 は定義域 a≤x≤a+2 の中に含まれません。 よって、f(x) は定義域内で単調減少または単調増加します。 (i) a≤x≤a+2 で単調減少の場合、最大値は f(a) で最小値は f(a+2) です。 最大値は f(a)=a2−6a+11 です。 最小値は f(a+2)=(a+2)2−6(a+2)+11=a2+4a+4−6a−12+11=a2−2a+3 です。 (ii) a≤x≤a+2 で単調増加の場合、最大値は f(a+2) で最小値は f(a) です。これは上記と逆になるだけなので、考え方は同じです。 軸が定義域に含まれないことから、定義域の両端のどちらかで最大値または最小値をとります。
1<a<2 より、f(a)=a2−6a+11 と f(a+2)=a2−2a+3 を比べます。 f(a)−f(a+2)=(a2−6a+11)−(a2−2a+3)=−4a+8=−4(a−2) 1<a<2 より、a−2<0 なので、−4(a−2)>0。 よって、f(a)>f(a+2) となり、x=a で最大、x=a+2 で最小となります。 最大値は a2−6a+11 で、最小値は a2−2a+3 です。