2次関数 $f(x) = x^2 - 6x + 11$ の $a \le x \le a+2$ における最大値と最小値を求めます。ただし、$1 < a < 2$ です。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/4/1

1. 問題の内容

2次関数 f(x)=x26x+11f(x) = x^2 - 6x + 11axa+2a \le x \le a+2 における最大値と最小値を求めます。ただし、1<a<21 < a < 2 です。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) を平方完成します。
f(x)=x26x+11=(x3)29+11=(x3)2+2f(x) = x^2 - 6x + 11 = (x-3)^2 - 9 + 11 = (x-3)^2 + 2
よって、頂点は (3,2)(3, 2) であり、下に凸の放物線です。
次に、定義域 axa+2a \le x \le a+2 と頂点の位置関係を考慮します。
1<a<21 < a < 2 より、3<a+2<43 < a+2 < 4 です。
定義域に頂点 x=3x=3 が含まれるかどうかを調べます。
a<3<a+2a < 3 < a+2 が成立するかどうかを確認します。a<3a < 3 は常に成立します。3<a+23 < a+2 より、1<a1 < a となり、これも常に成立します。したがって、定義域内に頂点 x=3x=3 が存在します。
最小値について:
頂点 x=3x=3 が定義域内にあるので、最小値は f(3)=2f(3) = 2 です。
最小値をとる xx の値は x=3x=3 です。
最大値について:
axa+2a \le x \le a+2 の範囲で、x=ax=ax=a+2x=a+2 のどちらが頂点から遠いかを考えます。
頂点 x=3x=3 から x=ax=a までの距離は a3|a-3| であり、頂点 x=3x=3 から x=a+2x=a+2 までの距離は a+23=a1|a+2-3| = |a-1| です。
1<a<21 < a < 2 より、a3=3a|a-3| = 3-a であり、a1=a1|a-1| = a-1 です。
3a3-aa1a-1 の大小関係を調べます。3a>a13-a > a-1 ならば x=ax=a で最大値をとり、3a<a13-a < a-1 ならば x=a+2x=a+2 で最大値をとります。
3a>a13-a > a-1 を解くと 4>2a4 > 2a となり、a<2a < 2 です。これは 1<a<21 < a < 2 の範囲で常に成立します。
したがって、x=ax=a で最大値をとります。
最大値は f(a)=a26a+11f(a) = a^2 - 6a + 11 です。

3. 最終的な答え

最大値 a26a+11a^2 - 6a + 11 (x=ax=a のとき)
最小値 22 (x=3x=3 のとき)

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