地上から物体を秒速30mで真上に投げ上げたとき、$x$秒後の物体の高さ$y$mは、$y = -5x^2 + 30x$ で表される。 (1) 物体が最も高い位置に達するのは、投げ上げてから何秒後か。また、その高さを求めよ。 (2) 物体が再度地上に戻ってくるのは、投げ上げてから何秒後か。

代数学二次関数最大値2次方程式物理
2025/7/8

1. 問題の内容

地上から物体を秒速30mで真上に投げ上げたとき、xx秒後の物体の高さyymは、y=5x2+30xy = -5x^2 + 30x で表される。
(1) 物体が最も高い位置に達するのは、投げ上げてから何秒後か。また、その高さを求めよ。
(2) 物体が再度地上に戻ってくるのは、投げ上げてから何秒後か。

2. 解き方の手順

(1)
物体の高さ yy が最大になるのは、2次関数 y=5x2+30xy = -5x^2 + 30x の頂点の yy 座標に対応する。
まず、y=5x2+30xy = -5x^2 + 30x を平方完成する。
y=5(x26x)y = -5(x^2 - 6x)
y=5(x26x+99)y = -5(x^2 - 6x + 9 - 9)
y=5((x3)29)y = -5((x - 3)^2 - 9)
y=5(x3)2+45y = -5(x - 3)^2 + 45
よって、頂点の座標は (3,45)(3, 45) である。
したがって、物体が最も高い位置に達するのは、投げ上げてから3秒後であり、その高さは45mである。
(2)
物体が再度地上に戻ってくるのは、y=0y = 0 となる xx を求める。
y=5x2+30x=0y = -5x^2 + 30x = 0
5x(x6)=0-5x(x - 6) = 0
x=0,6x = 0, 6
x=0x = 0 は投げ上げる前の時刻を表すので、x=6x = 6 が求める時間である。
したがって、物体が再度地上に戻ってくるのは、投げ上げてから6秒後である。

3. 最終的な答え

(1) 3秒後、45m
(2) 6秒後

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