この問題は、6人の生徒が受験した数学と国語のテストの得点に関するものです。 (1)では、数学の得点と平均値、偏差が与えられ、分散を求めます。 (2)では、国語の得点が与えられ、平均値と分散を求め、数学と国語の標準偏差を比較します。

確率論・統計学分散標準偏差平均統計
2025/7/8

1. 問題の内容

この問題は、6人の生徒が受験した数学と国語のテストの得点に関するものです。
(1)では、数学の得点と平均値、偏差が与えられ、分散を求めます。
(2)では、国語の得点が与えられ、平均値と分散を求め、数学と国語の標準偏差を比較します。

2. 解き方の手順

(1) 数学の分散を求める。
偏差の2乗の平均を計算します。
偏差は、1, -1, -2, 4, 0, -2です。
偏差の2乗は、1, 1, 4, 16, 0, 4です。
これらの合計は、1+1+4+16+0+4 = 26です。
分散は、合計を人数(6)で割ったものです。
分散 = 266=133=4.333...\frac{26}{6} = \frac{13}{3} = 4.333...
(2) 国語の平均値を求める。
得点は、8, 13, 11, 13, 10, 11です。
合計は、8+13+11+13+10+11 = 66です。
平均値は、666=11\frac{66}{6} = 11
(3) 国語の分散を求める。
各得点と平均値の差(偏差)は、-3, 2, 0, 2, -1, 0です。
偏差の2乗は、9, 4, 0, 4, 1, 0です。
これらの合計は、9+4+0+4+1+0 = 18です。
分散は、合計を人数(6)で割ったものです。
分散 = 186=3\frac{18}{6} = 3
(4) 標準偏差を比較する。
数学の分散は133\frac{13}{3}、国語の分散は3です。
標準偏差は分散の平方根なので、数学の標準偏差は133\sqrt{\frac{13}{3}}、国語の標準偏差は3\sqrt{3}です。
1334.332.08\sqrt{\frac{13}{3}} \approx \sqrt{4.33} \approx 2.08
31.73\sqrt{3} \approx 1.73
数学の標準偏差の方が大きいです。したがって、データの散らばりの度合いは数学の方が大きいです。

3. 最終的な答え

数学のテストの得点の分散は 4.33 です。
国語のテストの得点の平均値は 11 であり、分散は 3 です。
ナ:① (数学)
ニ:① (数学)

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