箱の中に赤玉が3個、白玉が2個、合計5個の玉が入っている。玉を1個取り出し、色を確認して箱に戻す、という試行を考える。 (1) この試行を1回行うとき、赤玉が出る確率を求める。 (2) この試行を2回行うとき、赤玉が2個出る確率と、白玉が1個出る確率を求める。

確率論・統計学確率確率分布事象試行
2025/7/9

1. 問題の内容

箱の中に赤玉が3個、白玉が2個、合計5個の玉が入っている。玉を1個取り出し、色を確認して箱に戻す、という試行を考える。
(1) この試行を1回行うとき、赤玉が出る確率を求める。
(2) この試行を2回行うとき、赤玉が2個出る確率と、白玉が1個出る確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 1回の試行で赤玉が出る確率は、赤玉の個数/全体の個数で求められる。
P(赤玉)=35P(\text{赤玉}) = \frac{3}{5}
(2) 2回の試行で赤玉が2個出る確率を求める。
これは2回とも赤玉が出る確率なので、
P(赤玉2個)=35×35=925P(\text{赤玉2個}) = \frac{3}{5} \times \frac{3}{5} = \frac{9}{25}
2回の試行で白玉が1個出る確率を求める。これは、赤玉1個、白玉1個が出る確率である。
1回目に赤玉が出て2回目に白玉が出る確率と、1回目に白玉が出て2回目に赤玉が出る確率の和を計算する。
P(赤玉1回, 白玉1回)=P(赤玉, 白玉)+P(白玉, 赤玉)=35×25+25×35=625+625=1225P(\text{赤玉1回, 白玉1回}) = P(\text{赤玉, 白玉}) + P(\text{白玉, 赤玉}) = \frac{3}{5} \times \frac{2}{5} + \frac{2}{5} \times \frac{3}{5} = \frac{6}{25} + \frac{6}{25} = \frac{12}{25}

3. 最終的な答え

(1) 赤玉が出る確率は 35\frac{3}{5}
(2) 赤玉が2個出る確率は 925\frac{9}{25}
白玉が1個出る確率は 1225\frac{12}{25}

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