2次方程式 $x^2 + mx + m + 3 = 0$ が重解を持つときの定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求めます。

代数学二次方程式判別式重解因数分解
2025/7/9

1. 問題の内容

2次方程式 x2+mx+m+3=0x^2 + mx + m + 3 = 0 が重解を持つときの定数 mm の値を求め、そのときの重解を求めます。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 D=0D = 0 となることです。
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
この問題の場合、a=1a = 1, b=mb = m, c=m+3c = m+3 なので、判別式 DD
D=m24(1)(m+3)=m24m12D = m^2 - 4(1)(m+3) = m^2 - 4m - 12
となります。
重解を持つためには D=0D = 0 なので、
m24m12=0m^2 - 4m - 12 = 0
この2次方程式を解きます。因数分解すると
(m6)(m+2)=0(m - 6)(m + 2) = 0
したがって、m=6m = 6 または m=2m = -2 です。
(1) m=6m = 6 のとき、2次方程式は
x2+6x+6+3=0x^2 + 6x + 6 + 3 = 0
x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0
(x+3)2=0(x + 3)^2 = 0
x=3x = -3 (重解)
(2) m=2m = -2 のとき、2次方程式は
x22x2+3=0x^2 - 2x - 2 + 3 = 0
x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0
(x1)2=0(x - 1)^2 = 0
x=1x = 1 (重解)

3. 最終的な答え

m=6m = 6 のとき、重解は x=3x = -3
m=2m = -2 のとき、重解は x=1x = 1

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