## (4) 問題の内容

代数学二次関数放物線平行移動対称移動関数の変換
2025/7/9
## (4) 問題の内容
ある放物線を、xx軸に関して対称移動し、さらにxx軸方向に1-1yy軸方向に33だけ平行移動すると、放物線 y=x2+4x+3y=x^2+4x+3 に移った。もとの放物線の方程式を求めよ。
## 解き方の手順

1. **逆変換を考える**: 最終的な放物線 $y=x^2+4x+3$ から、もとの放物線に戻るためには、与えられた変換の逆の操作を順番に行えばよい。

2. **平行移動の逆**: $x$軸方向に$-1$、$y$軸方向に$3$だけ平行移動したことの逆は、$x$軸方向に$1$、$y$軸方向に$-3$だけ平行移動することである。したがって、$y=x^2+4x+3$ を$x$軸方向に$1$、$y$軸方向に$-3$だけ平行移動すると、

y+3=(x1)2+4(x1)+3y+3 = (x-1)^2 + 4(x-1) + 3
y+3=x22x+1+4x4+3y+3 = x^2 -2x + 1 + 4x - 4 + 3
y+3=x2+2xy+3 = x^2 + 2x
y=x2+2x3y = x^2 + 2x - 3

3. **対称移動の逆**: $x$軸に関して対称移動したことの逆も、$x$軸に関して対称移動することである。したがって、$y = x^2 + 2x - 3$ を$x$軸に関して対称移動すると、

y=x2+2x3-y = x^2 + 2x - 3
y=x22x+3y = -x^2 - 2x + 3
## 最終的な答え
y=x22x+3y = -x^2 - 2x + 3
## (5) 問題の内容
放物線 y=2x2+6x+4y=2x^2+6x+4xx軸方向にppyy軸方向にqqだけ平行移動し、更にyy軸に関して対称移動すると、放物線 y=2x22x+3y=2x^2-2x+3 に移った。定数p,qp, qの値を求めよ。
## 解き方の手順

1. **平行移動**: 放物線 $y=2x^2+6x+4$ を$x$軸方向に$p$、$y$軸方向に$q$だけ平行移動すると、

yq=2(xp)2+6(xp)+4y-q = 2(x-p)^2 + 6(x-p) + 4
y=2(x22px+p2)+6x6p+4+qy = 2(x^2 - 2px + p^2) + 6x - 6p + 4 + q
y=2x24px+2p2+6x6p+4+qy = 2x^2 - 4px + 2p^2 + 6x - 6p + 4 + q
y=2x2+(64p)x+2p26p+4+qy = 2x^2 + (6-4p)x + 2p^2 - 6p + 4 + q

2. **y軸に関する対称移動**: 上記の放物線を$y$軸に関して対称移動すると、$x$を$-x$に置き換える。

y=2(x)2+(64p)(x)+2p26p+4+qy = 2(-x)^2 + (6-4p)(-x) + 2p^2 - 6p + 4 + q
y=2x2(64p)x+2p26p+4+qy = 2x^2 - (6-4p)x + 2p^2 - 6p + 4 + q
y=2x2+(4p6)x+2p26p+4+qy = 2x^2 + (4p-6)x + 2p^2 - 6p + 4 + q

3. **係数比較**: 最終的な放物線 $y=2x^2-2x+3$ と係数を比較する。

4p6=24p-6 = -2
2p26p+4+q=32p^2 - 6p + 4 + q = 3

4. **pの計算**: $4p-6 = -2$ より、$4p = 4$ なので、$p=1$

5. **qの計算**: $2p^2 - 6p + 4 + q = 3$ に $p=1$ を代入すると、

2(1)26(1)+4+q=32(1)^2 - 6(1) + 4 + q = 3
26+4+q=32 - 6 + 4 + q = 3
0+q=30 + q = 3
q=3q = 3
## 最終的な答え
p=1,q=3p = 1, q = 3

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