与えられた問題は、ベクトルに関する8つの小問から構成されています。 (1) 正六角形におけるベクトルの表現、(2) ベクトルの線形結合、(3) 平行なベクトルの条件、(4) ベクトルの内積、(5) ベクトルのなす角、(6) 正六角形の内積、(7) ベクトルの和の大きさ、(8) ベクトルの和の大きさの最小値を求める問題です。

代数学ベクトルベクトルの線形結合内積ベクトルの大きさ正六角形
2025/7/9

1. 問題の内容

与えられた問題は、ベクトルに関する8つの小問から構成されています。
(1) 正六角形におけるベクトルの表現、(2) ベクトルの線形結合、(3) 平行なベクトルの条件、(4) ベクトルの内積、(5) ベクトルのなす角、(6) 正六角形の内積、(7) ベクトルの和の大きさ、(8) ベクトルの和の大きさの最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) AD=AB+BC+CD=AB+AF+(AB)=AF=b\overrightarrow{AD} = \overrightarrow{AB} + \overrightarrow{BC} + \overrightarrow{CD} = \overrightarrow{AB} + \overrightarrow{AF} + (-\overrightarrow{AB}) = \overrightarrow{AF} = \vec{b}
BD=ADAB=ua\overrightarrow{BD} = \overrightarrow{AD} - \overrightarrow{AB} = \vec{u} - \vec{a}
(2) c=sa+tb\vec{c} = s\vec{a} + t\vec{b} より、 (5,0)=s(1,2)+t(3,4)=(s+3t,2s4t)(5, 0) = s(1, 2) + t(3, -4) = (s+3t, 2s-4t).
したがって、
s+3t=5s+3t = 5
2s4t=02s - 4t = 0
この連立方程式を解くと、s=2,t=1s = 2, t = 1.
(3) a+4b=(x,2)+4(1,4)=(x+4,18)\vec{a} + 4\vec{b} = (x, -2) + 4(1, -4) = (x+4, -18).
ab=(x,2)(1,4)=(x1,2)\vec{a} - \vec{b} = (x, -2) - (1, -4) = (x-1, 2).
a+4b\vec{a} + 4\vec{b}ab\vec{a} - \vec{b} が平行なので、ある実数 kk が存在し、a+4b=k(ab)\vec{a} + 4\vec{b} = k(\vec{a} - \vec{b}).
(x+4,18)=k(x1,2)(x+4, -18) = k(x-1, 2).
x+4=k(x1)x+4 = k(x-1)
18=2k-18 = 2k
したがって、k=9k = -9.
x+4=9(x1)x+4 = -9(x-1)
x+4=9x+9x+4 = -9x+9
10x=510x = 5
x=12x = \frac{1}{2}
(4) ab=abcos150=76(32)=213\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}| |\vec{b}| \cos{150^\circ} = 7 \cdot 6 \cdot (-\frac{\sqrt{3}}{2}) = -21\sqrt{3}.
(5) a=(2,1),b=(4,8)\vec{a} = (2, 1), \vec{b} = (4, -8)
ab=2(4)+1(8)=88=0\vec{a} \cdot \vec{b} = 2(4) + 1(-8) = 8 - 8 = 0.
したがって、a\vec{a}b\vec{b} のなす角 θ\theta9090^\circ.
(6) AD=23=6,DE=3|\overrightarrow{AD}| = 2 \cdot 3 = 6, |\overrightarrow{DE}| = 3. AD\overrightarrow{AD}DE\overrightarrow{DE}のなす角は6060^{\circ}なので
ADDE=ADDEcos60=6312=9\overrightarrow{AD} \cdot \overrightarrow{DE} = |\overrightarrow{AD}||\overrightarrow{DE}|\cos{60^\circ} = 6 \cdot 3 \cdot \frac{1}{2} = 9.
(7) a+b2=a2+2ab+b2=32+2(7)+42=9+14+16=39|\vec{a}+\vec{b}|^2 = |\vec{a}|^2 + 2\vec{a}\cdot\vec{b} + |\vec{b}|^2 = 3^2 + 2(7) + 4^2 = 9 + 14 + 16 = 39.
a+b=39|\vec{a}+\vec{b}| = \sqrt{39}.
(8) atb2=a22t(ab)+t2b2=422t(10)+t2(52)=1620t+25t2=25(t245t)+16=25(t245t+(25)2)25(425)+16=25(t25)24+16=25(t25)2+12|\vec{a}-t\vec{b}|^2 = |\vec{a}|^2 - 2t(\vec{a}\cdot\vec{b}) + t^2|\vec{b}|^2 = 4^2 - 2t(10) + t^2(5^2) = 16 - 20t + 25t^2 = 25(t^2-\frac{4}{5}t) + 16 = 25(t^2 - \frac{4}{5}t + (\frac{2}{5})^2) - 25(\frac{4}{25})+16 = 25(t-\frac{2}{5})^2 -4 + 16 = 25(t-\frac{2}{5})^2 + 12
最小値は t=25t = \frac{2}{5} のとき、 1212.

3. 最終的な答え

(1) BD=ua\overrightarrow{BD} = \vec{u} - \vec{a}
(2) s=2,t=1s = 2, t = 1
(3) x=12x = \frac{1}{2}
(4) 213-21\sqrt{3}
(5) 9090^\circ
(6) 99
(7) 39\sqrt{39}
(8) 1212

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