2次関数 $y = -\frac{1}{3}x^2 - 2x - 1$ について、以下の問いに答える問題です。 (i) 2次関数の最大値とそのときの $x$ の値を求めます。 (ii) 区間 $-5 \le x \le 1$ における最小値と、区間 $-5 \le x < 1$ における最小値を求め、選択肢から選びます。

代数学二次関数最大値最小値平方完成グラフ
2025/7/9

1. 問題の内容

2次関数 y=13x22x1y = -\frac{1}{3}x^2 - 2x - 1 について、以下の問いに答える問題です。
(i) 2次関数の最大値とそのときの xx の値を求めます。
(ii) 区間 5x1-5 \le x \le 1 における最小値と、区間 5x<1-5 \le x < 1 における最小値を求め、選択肢から選びます。

2. 解き方の手順

(i) 2次関数を平方完成します。
y=13(x2+6x)1y = -\frac{1}{3}(x^2 + 6x) - 1
y=13(x2+6x+99)1y = -\frac{1}{3}(x^2 + 6x + 9 - 9) - 1
y=13(x+3)2+31y = -\frac{1}{3}(x + 3)^2 + 3 - 1
y=13(x+3)2+2y = -\frac{1}{3}(x + 3)^2 + 2
よって、x=3x = -3 のとき、最大値 22 をとります。
(ii)
区間 5x1-5 \le x \le 1 における最小値を考えます。
頂点の xx 座標は x=3x = -3 で、この区間内にあります。
したがって、x=5x = -5 または x=1x = 1 で最小値をとります。
x=5x = -5 のとき、y=13(5+3)2+2=13(4)+2=43+2=23y = -\frac{1}{3}(-5+3)^2 + 2 = -\frac{1}{3}(4) + 2 = -\frac{4}{3} + 2 = \frac{2}{3}
x=1x = 1 のとき、y=13(1+3)2+2=13(16)+2=163+2=103y = -\frac{1}{3}(1+3)^2 + 2 = -\frac{1}{3}(16) + 2 = -\frac{16}{3} + 2 = -\frac{10}{3}
したがって、区間 5x1-5 \le x \le 1 における最小値は 103-\frac{10}{3} (選択肢2) です。
区間 5x<1-5 \le x < 1 における最小値を考えます。
x=1x = 1 を含まないため、xx が 1 に限りなく近づくときを考えます。
このとき yy103-\frac{10}{3} に限りなく近づきますが、x<1x<1 なので y=103y = -\frac{10}{3} にはなりません。
したがって、区間 5x<1-5 \le x < 1 における最小値は「ない」(選択肢3) です。

3. 最終的な答え

アイ: -3
ウ: 2
エ: 2
オ: 3

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