問題は、$\frac{1}{2-\sqrt{3}}$ の整数の部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、 (1) $a$ と $b$ の値を求めよ。 (2) $a+2b+b^2+1$ の値を求めよ。

代数学有理化平方根整数部分小数部分式の計算
2025/7/9

1. 問題の内容

問題は、123\frac{1}{2-\sqrt{3}} の整数の部分を aa、小数部分を bb とするとき、
(1) aabb の値を求めよ。
(2) a+2b+b2+1a+2b+b^2+1 の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) まず、123\frac{1}{2-\sqrt{3}} を有理化します。
123=1232+32+3=2+343=2+3\frac{1}{2-\sqrt{3}} = \frac{1}{2-\sqrt{3}} \cdot \frac{2+\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}} = \frac{2+\sqrt{3}}{4-3} = 2+\sqrt{3}
3\sqrt{3} は、1<3<4\sqrt{1} < \sqrt{3} < \sqrt{4} より 1<3<21 < \sqrt{3} < 2 なので、3\sqrt{3} の近似値は 1.732... です。
したがって、2+32+\sqrt{3} の整数部分は 2+1=32+1 = 3 なので、a=3a = 3 です。
小数部分は b=(2+3)a=2+33=31b = (2+\sqrt{3}) - a = 2+\sqrt{3} - 3 = \sqrt{3} - 1 となります。
(2) a+2b+b2+1a+2b+b^2+1 の値を求めます。
a=3a=3b=31b=\sqrt{3}-1 を代入すると、
a+2b+b2+1=3+2(31)+(31)2+1a+2b+b^2+1 = 3 + 2(\sqrt{3}-1) + (\sqrt{3}-1)^2 + 1
=3+232+(323+1)+1= 3 + 2\sqrt{3} - 2 + (3 - 2\sqrt{3} + 1) + 1
=3+232+423+1= 3 + 2\sqrt{3} - 2 + 4 - 2\sqrt{3} + 1
=6= 6

3. 最終的な答え

(1) a=3a = 3, b=31b = \sqrt{3} - 1
(2) a+2b+b2+1=6a+2b+b^2+1 = 6

「代数学」の関連問題

関数 $y = -x^2 - 2x + 1$ について、指定された定義域における最大値と最小値を求める問題です。定義域は以下の4つの場合について考えます。 (1) $0 \le x \le 2$ (2...

二次関数最大値最小値定義域
2025/7/9

関数 $y = f(x) = 2x+1$ において、指定された定義域における最大値と最小値を求めます。 (2) 定義域が $-2 \le x \le 1$ の場合 (4) 定義域が $-2 \le x...

一次関数最大値最小値定義域
2025/7/9

多項式 $x^3 + kx^2 - 3$ を $x+2$ で割った余りが1となるような定数 $k$ の値を求めます。

多項式剰余の定理因数定理代数
2025/7/9

与えられた多項式を、指定された一次式で割ったときの余りをそれぞれ求めます。余りの定理を利用します。

多項式余りの定理因数定理割り算
2025/7/9

2次方程式 $x^2 - x - 5 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、次の2つの数を解とする2次方程式をそれぞれ求めます。 (1) $2\alpha, 2\beta...

二次方程式解と係数の関係解の和解の積
2025/7/9

問題5:2次方程式 $x^2 - x - 5 = 0$ の2つの解を $\alpha$, $\beta$ とするとき、次の2数を解とする2次方程式を1つ作れ。 (1) $2\alpha$, $2\be...

二次方程式解と係数の関係剰余の定理多項式
2025/7/9

多項式 $P(x)$ を $x-2$ で割ったときの商が $x^2+2x+4$ で、余りが $3$ であるとき、$P(x)$ を求める。

多項式剰余の定理展開
2025/7/9

$\sqrt{7}$ の小数部分を $a$ とするとき、以下の式の値を求める。 (1) $a + \frac{1}{a}$ (2) $a^2 + \frac{1}{a^2}$

平方根有理化式の計算
2025/7/9

複素数 $z = 1 - \sqrt{3}i$ と $w = 1 + i$ が与えられたとき、以下の複素数を極形式で表す問題です。 (1) $zw$ (2) $\frac{z}{w}$

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/7/9

2次関数 $y = f(x)$ のグラフ $G$ の頂点の $x$ 座標が 5 である。 $f(x) = a(x - キ)^2 + q$ と表せることを利用して、$f(x)$ を求め、グラフ $G$ ...

二次関数グラフ頂点連立方程式
2025/7/9